折角大枚をはたいて購入したモノが初期不良だったら悲しいですよね。
まだ買ったばかりの頃に、愛用のノートパソコン「Surface Laptop Go」をシャットダウンしてPCケースに入れていたところ、しばらくするともの凄い勢いでファンが回る音に気付きました。
ケースから取り出したノートパソコンは、密閉されたケース内で放熱ができなかったためかなり熱をもっていました。
確かにシャットダウンしたはずだったのですが、最初は更新プログラムの適用処理が走っていたんだろうと思う程度で、あまり気にしていませんでした。
しかし、再度同じ事象が発生。
シャットダウンして画面が真っ暗になってもファンが動く音と、あろうことかノートパソコンの温度がどんどん上昇していっていたのです。電源ボタンを押しても全く反応もなし。電源ボタン長押しで強制終了することで何とか停止してくれました。
これを受け、確実に問題が起きていると確信。早急に解決しなければいけない問題だ!とずぼらな私もようやく気付きます。
そんなわけで、「【悲報】買ったばかりのノートパソコンがシャットダウンしてもシャットダウンできない事象を解決した【Surface Laptop Go】」について書いていきます。
私のPCについて
私のノートパソコン「Surface Laptop go」の情報・スペックは以下の通りです。
Surface Laptop go | 内容 |
---|---|
購入日 | 2021/01/30 |
OS | Windows10 Home |
バージョン | 20H1 |
CPU | Corei5 |
メモリ | 8GB |
SSD | 128GB |
発生した事象と原因の推測
今回の事象は、シャットダウン処理を行い「シャットダウンします」と表示され、画面が真っ暗になるにもかかわらず、完全にシャットダウンされていないというものになります(加えて事象発生後に起動するとバッテリーが激減)。
ファンの回転数が上がり、PCの温度が上昇し、しばらく放置しておいても一向に落ちる気配が無いことから、何らかの処理がループしているのか、終了処理がハングしているのではないかと推測しました。
そこで疑ったのが次の項目です。
- ハードディスクに問題がある
- マザーボードに問題がある
- PCの設定や周辺機器に問題がある
①、②については、まだPCの保証期間内なので、下手に自分で手を出すと最悪PCが壊れて終わりという結果も招きかねない、かつ修理に出すのも面倒だったので、とりあえず③の「PCの設定や周辺機器に問題がある」から着手してみました。
まずは更新プログラムを適用
事象が発生した際、私のSurface Laptop go(Windows10)のバージョンは「20H1」でした。
更新プログラムを確認したところ、最新の「20H2」がインストールできるようだったので、思い切ってアップグレード。
アップグレード完了後1回目のシャットダウン後もファンの音や、ノートパソコンの温度が上昇することもなかったので、やれ解決!と思っていましたが、以降のシャットダウンで事象再発。
もしかしてやっぱりハード的な故障なんじゃ…と落胆したチャニスターですが、起動時は問題なく操作でき、イベントログにも変なログが見当たりませんでしたが、めげずに調査しました。
ググってみた結果
流石Google先生。検索すると色々ヒットしました。
その中でもヒューレットパッカードのサイトに、一番マッチする内容があったのでこちらを参考に、以下4つの対応を実施しました。
周辺機器をすべて外す
ノートパソコンにはLogicool G304のゲーミングマウスを接続していたのでそちらを外しました。
Windows 8 から搭載された高速スタートアップ機能は、パソコンに接続された周辺機器が全て高速スタートアップに対応している必要があるそうで、対応していないと正常に動作せず、パソコンが誤作動したり、再起動されたりなどの問題が発生するようです。
ただ、 Logicool G304のゲーミングマウス自体は比較的新しいものなので原因としては考えづらいです。
高速スタートアップ機能を無効化する
この機能は先に記載した通りWindows8から搭載された機能で、Windows 10の終了時にメモリやCPUの状態を保持することによってWindows 10の起動を高速化する、といった機能になるそうです。
ただし、次回起動時も前回と同じ環境である必要があるそうで、つまりは何かしらの周辺機器を外したとしても、前回の環境と整合性が取れないという事で電源の起動停止にトラブルが発生してしまうそうです。
私はブログを書くにあたってUSB-Cのアダプタを抜いたり挿したりしてるので、それが一つ原因だったのかなと言うのと、何かとトラブルの種になる様なので、こちらの設定を無効化しました。
無効化する手順は次の通りです。
- スタートメニューから[設定]をクリックします。

- [システム]をクリックします。

- 左ペインから、[電源とスリープ] – [電源の追加設定]をクリックします。

- [電源ボタンの動作を選択する]をクリックします。

- [現在利用可能ではない設定を変更します]をクリックします。※クリックすることで、グレーアウトしている「シャットダウン設定」を変更する事ができるようになります。

- [高速スタートアップを有効にする(推奨)]のチェックを外し、[変更の保存]をクリックします。

以上で無効化は完了です。推奨とありますが、SSDであれば起動停止が数秒長くなるだけなので、大きな影響は無いと言っていいでしょう。SSD自体、起動停止は速いですから。
ついでにご覧の通り、カバーを閉じたときの動作を[何もしない]に変更しておきました。
こちら、シャットダウン中にカバーを閉じると、シャットダウン前にスリープへ移行することがあり、そのままにしておくとバッテリーを消費するので変更しました。
常駐ソフトをアンインストールする
常駐アプリとして、「Discord」をインストールしていましたが、殆ど使わないためアンインストールしました。
ただ、私がメインで使うゲーミングPCにもインストールされており、このアプリが起動停止を妨げるといった事象は一度もなかったため、原因であるとは考えづらいです。
しばらく更新していないフリーソフトをアンインストールする
画像編集ソフト「GIMP」を入れていましたが、入れっぱなしで使っていなかったのでこちらもアンインストール。
脆弱性のあるアプリは攻撃対象になるため、万一攻撃者によってという事も考えましたが、特に変なプログラムやプロセスは無く、変なサーバーさんと通信もしてなさそうだったので、ウイルスによっておかしな挙動をしていた訳でもなさそうです。
ウイルスバスタークラウドのフルスキャンも特に問題なしでした。
原因と結果
ググってヒットしたもので、原因と思しき設定の変更を行うことで事象は改善しました。
おそらく、高速スタートアップ機能が原因でノートパソコンの停止に問題が発生していたと考えられます。
「考えられる」と、言うのも仕事じゃないし、特に問題の切り分けを行わず原因と思われるものの設定を一気に変更してしまったので、特定には至りませんでした。
まとめ
本記事は「 【悲報】買ったばかりのノートパソコンがシャットダウンしてもシャットダウンできない事象を解決した【Surface Laptop Go】 」について書きました。
同じような症状でお悩みの方がいたら、とりあえず
- 周辺機器を外してみる
- 高速スタートアップ機能を無効にしてみる
で様子を見てみてはいかがでしょうか。
修理に出すの、時間もかかるしめんどくさいですからね~。
本記事に記載している内容の操作を行いましたが、シャットダウン処理は正常にできるようになったものの、再起動処理の際に同様の問題が発生してしまいました。
続編となる記事で、問題を完全に解消できたので、以下のリンクより解消方法をご参照ください。