ゲームの没入感を増したり、FPSなどオンライン対戦ゲームでアドバンテージを得るのにゲーミングアンプをおすすめするNAGATOMEです。

一応ご存知ない方のために、ゲーミングアンプとはについて簡単に説明します。
ゲーミングアンプはPCや家庭用ゲーム機に接続する事で、バーチャルサラウンドやイコライザー機能によって、有線接続したイヤホンやヘッドセットなどの音質を向上させ、より聴きやすくするゲーミングデバイスです。
✅没入感が増す
-よりリアルなゲーム体験ができる
✅オンライン対戦ゲームでの優位性向上
-音による空間把握で素早く敵の位置を特定する
-プリセットやカスタム設定で様々なゲームにおいて優位性を得る
NAGATOME自身、ゲーム系Youtuberの発信している情報を見たのがきっかけでゲーミングアンプに興味を持つ様になりました。
その中でも支持を得ていたのが、steelseriesのGameDAC gen2とLogicool GのASTORO Gaming MixAmpでした。
悩んだ結果、PS5の音質向上のためsteelseriesのGameDAC gen2を購入しました。

選んだ理由としては、最高品質のDAC(Digital-to-Analog Converter)により解像度の高いサウンドを実現していると言う点と、著名なゲームに対応したプリセットが充実していたからです。
折角PS5で高画質のゲームをプレイするなら、音にもこだわりよりリアルなゲーム体験をしたいですよね!
それでは、「【steelseries GameDAC gen2レビュー】キルレ3を目指す人へ! GameDAC gen2をPS5に接続して得られるアドバンテージ」について書いていきます。
本記事についてはPS5でのGameDAC gen2の利用を前提に書いていきます
- 没入感が増す
- オンライン対戦ゲームでの優位性向上
- 入出力ポートが充実
- 直感的に操作できる
- プリセット利用、GG SonarはPC必須
- カスタム設定が1つしか設定できない
- PS5だとサンプリングレートに上限がある
steeelseries GameDAC gen2の諸元・外観
まず、GameDAC gen2の諸元は以下のとおりです。
製品名 | steeelseries GameDAC gen2 |
---|---|
対応製品(USB) | PC、PS5|PS4、Nintendo Switch、Mac |
接続 | USB-Cシステム接続×2、ライン入力×1、ライン出力×1 |
DAC | ESS Sabre 9218PQ40 |
オーディオ形式 | 96kHz、24ビット ※PS5接続時は48kHz、24ビット |
再生周波数特性 | 5〜40,000Hz |
SNR | 111dB |
続いて、GameDAC gen2の外観について紹介します。
正面、背面、側面、底面は以下の通りです。





Amazonで製品画像を見たときは、結構小さい機器かと思いましたが、実際はNAGATOMEが使っているゲーミングマウス G Proくらいの大きさがありました。
steeelseries GameDAC gen2の同梱品
GameDAC gen2の同梱品は以下の通りです。
- GameDAC gen2本体
- 取扱説明書(保証書付は外箱に添付)
- USB-C to USB-Aケーブル
保証書は外箱に張り付いているシールになります。

steeelseries GameDAC gen2の主要な機能
使用頻度の高い機能について簡単に説明します。
USB入力の切り替え
GameDAC gen2の本体背面にはUSB-C×2、が用意されています。

USB-CポートはいずれもPCや家庭用ゲーム機と接続するポートとなっています。
例えばポート1はPC、ポート2はPS5に繋いで、都度使用する機器に切り替えるといった方式が取れます。
接続しているどちらの機器を出力元にするかは、メニューの[USB INPUT]からUSB-1 or USB-2のいずれかをホイールで選択、ボタンを押すだけでOKです。

イコライザーの利用
イコライザーの利用はメニューの[AUDIO OPTIONS]から[EQUALIZER]を選んで、プリセットを利用したいなら[PRESET]、カスタムなら[CUSTOM]を選べばOKです。


音を補正する機能のため、最も使用頻度の高いメニューだと思います。
steeelseries GameDAC gen2のレビュー
没入感が増す
NAGATOMEは従来、音声出力をHDMIにしており、モニターから出てきた音声をイヤホンジャックを介してヘッドセットで聴いていました。
G Proゲーミングヘッドセット自体の性能も良かったのですが、GameDAC gen2を介して同ヘッドセットで音を聞くと、設定にもよりますが繊細な音がより聴こえるようになった印象です。
加えて、イヤホンジャック直挿しと比較して音量を上げた時のホワイトノイズ(サーッ、シーッ、ゴーと言ったような雑音)が抑えられています。
これらの効果により没入感が増し、まるでゲームの中の世界にいるような感覚になります。
一方で、FPSをこよなく愛するNAGATOMEはCall of Duty MW2のプリセットを使用してMW3プレイしたところ、若干一部の音域がこもったような感じの音質に感じました。
こちらがCall of Duty MW2のプリセットの設定内容になります。

おそらく足音や銃声といった音声を強調するために、高音域を強めに設定しているのかと思いますが、低音も一部の音域がそれなりに強くなっています。

このせいか、プレイ中の音声が若干こもった感じの音に聴こえました。
ただ、足音・物音や銃声がはっきり聞こえるのでそのアドバンテージを取るか、よりリアルな音に近づけて設定を変更するか、好みで選べば良いと思います。
オンライン対戦ゲームでの優位性向上
先述したCall of Dutyだと、足音・物音や銃声がはっきり聞こえるのでその分アドバンテージを得ることができます。
その他にApex LegendsやFortnite、レインボーシックスシージといったプリセットがあり、こちらも同様かと思います。
音によって空間を把握することで、優位に対戦ゲームを進めることができます。

音で3次元的に敵の位置をいち早く把握し優位に戦うことができます。
またプリセットだけでなく、カスタム設定もできます。

好みで音域を調整して、最適な音にしてみるのも良いかと思います。
入出力ポートが充実
GameDAC gen2の本体背面にはUSB-C×2、LINE IN/OUTのポートが用意されています。

USB-Cポートは先述の通りですが、いずれもPCや家庭用ゲーム機と接続するポートとなっています。
繰り返しになりますが、例えばポート1はPC、ポート2はPS5に繋いで、都度使用する機器に切り替えるといった方式が取れます。

LINE OUTはスピーカーなどに繋げるための3.5mmジャックとなっています。
LINE INは接続した機器の音声を聴くことができます。
このように書くと、例えばモニターやテレビのジャックに繋げてGameDAC gen2を介してヘッドセットで聴く事も可能なのでは?と思った方もいるかと思います。
この時、イコライザーを変更すると音も変化しますが、DACとあるようにデジタル信号をアナログ信号に変換するのが本領なので、アナログ信号をアナログで出すのは本来の用途ではないと思います。
試しにゲームの音声をUSB-CとLINE INのそれぞれの入力で聴き比べてみましたが違いが明らかでした。

ちなみにLINE INの用途はAmazon上の説明書きではスマホ繋げてボイスチャットすることもできるとありました。
直感的に操作できる
まず操作ダイヤルが大型で扱いやすいです。
GameDAC gen2の操作は以下の通りシンプルです。
- ダイヤルを回す=選択
- ダイヤルを押す=決定
- パネルボタンを押す=戻る
メニューも階層構造になっており、どこにどんな設定があるかもカテゴライズされていて、文字からも想像し易いので直感的に操作できます。
プリセット利用、GG SonarはPC必須
Amazonにおける説明書きではゲーム機でも使えるプリセットがウリになっていました。
しかし、いざPS5に接続し起動してみると、各種ゲームタイトルのプリセットはありませんでした。
PCへ接続しGGアプリを起動、確認してみるとファームウェアのアップデートやゲームタイトルごとのプリセットが表示されたのでおそらくファームウェアアップデートを適用する or 1度GGアプリに接続するという条件で各種ゲームタイトルのプリセットが利用できるようになると思われます。


※画像はヘッドセットですがsteelseries GameDAC gen2の設定内容です

因みにGameDAC gen2に用意されているプリセットは以下の通りです。
プリセット対応ゲーム一覧 | |
---|---|
Apex Legends | COD Warzone 2 |
フォートナイト | ディスティニー2 |
マインクラフト | FPS footsteps |
オーバーウォッチ2 | GTA V |
バルダーズ・ゲート3 | レインボーシックスシージ |
COD Modern Warfare II | ロケットリーグ |
さらに、GameDAC gen2の本領を発揮するならGG Sonarの機能が必須です。


PC環境でのみ利用できる機能なので、残念ながらPS5含む家庭用ゲーム機はGG Sonarの恩恵を受けることはできません。

カスタム設定が1つしか設定できない
家庭用ゲーム機のみの利用においては、1つのプロファイルにつき1つしかカスタム設定が出来ないのもネックです。
自分好みなカスタム設定を作っても本体には1つしか保存する事ができません。

自分好みのカスタム設定を使うのに、ゲームが変わるたび設定変更となると現実的ではないですよね。
また、同じく家庭用ゲーム機のみの利用(本体だけの設定)においてはプリセットの内容を変更することもできません。

一方でPCと接続し、GG Sonarを使用すればゲームタイトルごとのプリセットの設定を変更することも可能ですし、複製しオリジナル設定とすることもできます。


こういった点から、PS5のみでの利用だと恩恵が少ないと言わざるをえません。

とは言え、音質は向上するので個人的には全然あり!
PS5だとサンプリングレートに上限がある
諸元にも記載した通り、PS5接続時は48kHzとなります。
サンプリングレートとは1秒間に実行する標本化処理の回数を表す値です。

うん、これだけ聞いても意味わからん。
ざっくり、標本化処理の回数が多ければ多いほど(つまり、◯◯kHzの数値が大きいほど)滑らかな音になり、音質が向上したと認識できます。
GameDAC gen2が仕様上96kHzであるのに対し、繰り返しになりますがPS5接続時は48kHzとなるため折角の性能を活かし切ることができません。
とは言え、ノイズを除去したり、特定のバンドを強調したりと言ったゲーミングアンプならではの体験はできるので、一考する価値はあると思います。
steeelseries GameDAC gen2とPS5の接続
GameDAC gen2とPS5の接続は簡単で、USB-CをGameDAC gen2に、USB-AをPS5に接続するだけです。
初回接続時はGameDAC gen2上にチュートリアルが表示されますが、英語で分かりづらいので流していけばOKです。

チュートリアルの最後に、EU圏内在住か確認があるので、日本在住ならNOを選択すればOKです。
※EU圏内だと聴覚保護のため、ボリュームに規制がある模様


物理的な接続は上記でOKで、あとはPS5側の音声出力を設定から変更する必要があります!
PS5では[設定] – [サウンド] -[音声出力] -[出力機器]に進んで、「USBヘッドセット(Arctis Nova Pro)」になっていることを確認してください。
※認識される際の名称は「GameDAC gen2」ではないのでご注意ください


HDMIなどになっていたら変更してくださいね。
ちなみに、GameDAC gen2を介してマイクを使用することも可能です。
例えば、NAGATOMEの場合G Proゲーミングヘッドセットにマイクが一体となっていますが、こちらもGameDAC gen2を介して会話が可能です。
マイクの設定をする場合は同様にPS5の[設定] – [サウンド] -[マイク] – [入力機器]が「USBヘッドセット(Arctis Nova Pro)」になっていることを確認してください。

steeelseries GameDAC gen2とPCの接続
PS5での利用をしたい場合でも、PCと接続しGGアプリで制御したほうが良いと思います。
※繰り返しになりますがGG SonarはPS5との接続の場合使用できません
以下ではGGアプリのEngineで設定できる内容に触れます。
オーディオ
まず、オーデイオタブにおいてはイコライザーの設定やマイクの音量、ゲインの調整などが可能です。

ただ、GG Sonarのようにプリセットの設定値を変更することはできません。


プリセットの名称変更もできません。
設定
設定タブにおいてはGameDAC gen2の有機ELの明るさ調整や、画面のタイムアウト時間を設定することが可能です。


steeelseries GameDAC gen2をおすすめする人
「より没入感を増してゲーム体験をしたい」、「オンライン対戦ゲームで優位に立ち回りたい」という方にはおすすめします!
低音から高音まで10バンドで設定できるということから、通常では聞き取りづらい音を増幅させたり、特定のバンドを強めたり弱めたりすることが可能です。
繰り返しになりますが、これによってよりクオリティの高い音質にしたり、足音や銃声などの特定の音を強調してオンライン対戦ゲームでアドバンテージを得ることができます。
steeelseries GameDAC gen2まとめ
本記事は「【steelseries GameDAC gen2レビュー】キルレ3を目指す人へ! GameDAC gen2をPS5に接続して得られるアドバンテージ」について書きました。
✅没入感が増す
-よりリアルなゲーム体験ができる
✅オンライン対戦ゲームでの優位性向上
-音による空間把握で素早く敵の位置を特定する
-プリセットやカスタム設定で様々なゲームにおいて優位性を得る
- 没入感が増す
- オンライン対戦ゲームでの優位性向上
- 入出力ポートが充実
- 直感的に操作できる
- プリセット利用、GG SonarはPC必須
- カスタム設定が1つしか設定できない
- PS5だとサンプリングレートに上限がある
最大限性能を引き出そうとするのであればPCが必須であることがネックですが、その性能や扱いやすさは抜群です。
PS5のみでの利用とGGアプリのEngine、Sonarの話がややこしかったので、改めてここでまとめます。
●PS5のみで利用
イコライザーは数種類のプリセット(著名ゲームのプリセットなし)とカスタム設定しか使用できない。オーディオなど各種設定は本体メニューから可能。
●PCと接続しGGアプリ(Engine)で設定後、PS5に接続し利用
FortniteやApexなど著名ゲームのプリセットが使えるようになる。オーディオの各種設定値を変更できる(変更はEngine上で行う必要があります)。一方でプリセットの設定値変更や複製等はできず機能に制限がある。
●PCでGG Sonarを利用
最新ゲームのプリセットやGUIでの直感的なオーディオ調節が可能。複製して複数のプリセット(名前も変更可能)を用意することができる。最大限GameDAC gen2の機能が利用できる。ただしPCのみで、GG Sonar設定後にPS5に接続しても機能を使うことはできない。
NAGATOMEは現在、Logicoolのヘッドセットを使用していますが、steelseriesのヘッドセットに最適化されるということで、購入を検討しているところです。
画像も音響もリアルに近づけ、より品質の高いゲーム体験をしてみてはいかがでしょうか!
以上、NAGATOMEでした。
動画でも紹介しています
※この動画の音声は音読さんを使用しています。
ゲーミングアンプは必須と言ってもいい。世界が変わります!