ゲーミングPCやPS5、Xbox Series X/SでFPSやTPSなど早いレスポンスや操作を求められるゲームをプレイするのにApex Pro TKLをおすすめするNAGATOMEです。
キーボード&マウスでゲームをプレイする上で最もデバイスに求められるのは反応速度。
人間には認識できませんが、0コンマの世界でも物理的に反応の早いデバイスが有利なのには間違いありません。
今回ご紹介するゲーミングキーボードApex Pro TKLのOmniPointスイッチは、アクチュエーションポイントの変更が可能であるのに加え、素早いレスポンスにより比類ない反応速度を誇ります。
その最大の強み意外にも、キーの入力が軽く長時間使用しても疲れないといった利点や、制御ソフトウェアによって様々な設定変更を加えることができます。
加えて、NAGATOME個人的に面白かったのは筐体が航空機用のアルミ製であるという点でした。
また、キーの耐久力は1億回以上のキープレスでも問題なくパフォーマンスを発揮したとの事で、長くパフォーマンスを維持したまま使い続けることができる点も嬉しいポイントです。
それでは「【Apex Pro TKLレビュー】FPSやTPSでおすすめなアクチュエーションポイント変更可能なゲーミングキーボード PS5やXbox Series X/Sでも直挿し可能」について書いていきます。
- レスポンスが超絶早い
- キー入力が軽い
- 高耐久
- 追加のUSBポートがある
- 制御ソフトウェアで詳細な設定が可能
- PS5、Xbox Series Sでの直挿しで動作確認
- クリック感が無い
- ゲーム以外での使用は不向き(英語配列の場合)
- 高価格
Apex Pro TKLの諸元・外観
まず、Apex Pro TKLの諸元は以下の通りとなっています。
製品名 | Apex Pro TKL |
---|---|
接続方式 | 有線(USB-A) |
配列 | 英語配列(日本語配列もあり) |
テンキー | なし |
キーの数 | 88 |
スイッチ | OmniPointメカニカルスイッチ (アナログホール効果磁気センサー) |
Nキーロールオーバー | 104キー |
アンチゴースト | 100% |
RGB | キーボード全体のパターン、反応型タイピング効果など、個々にコントロール可能なキー個別RGB |
対応製品 | Windows、Mac OS X、Xbox、およびPS4 PS5、Xbox Series Sでも動作確認! |
対応OS | Windows(7以降)およびMac OSX(10.11以降)の場合 |
次に、外観についてご紹介します。
テンキーレスモデルという事で全体としてコンパクトに仕上がっています。

筐体はなんと、航空機用のアルミ製という事で5000系のアルミニウム合金フレームで高い耐久性、堅牢性を誇ります。


ゲーミングキーボードに航空機用アルミニウムって…
リストパッドは磁石で着脱可能。


磁石自体は小さいですが、それなりに強力かつ裏面のゴムで滑りにくいなのでゲームプレイ中に外れる事はありません。
有機ELディスプレイは画像を取り込む事が可能です。

デフォルトでは有機ELディスプレイに「SteelSerie」のロゴと文字が表示されています。

こちらはメディアキーと音楽、動画の再生停止ボタンになります。

キーボード背面にはUSBパススルーポート(追加USBポート)があります。

マウスの無線レシーバーやその他のデバイスを接続可能です。
ケーブルは太めでデバイスへの接続にUSB-Aポートが2つ必要になります。

アルミフレーム底面にはケーブルのガイドが中央と左右にあります。

設置場所にあわせてどこからケーブルを這わせるかを選べば良いでしょう。
加えて、フラット、ハーフ、フルエクステンションの高さ調節可能なチルトレッグもあるので好みの位置で固定しましょう。


Apex Pro TKLの同梱品
Apex Pro TKLの同梱品は以下の通りです。
- Apex Pro TKL本体
- リストパッド
- 説明書
Apex Pro TKLのレビュー
超反応のOmniPointスイッチ
Apex Pro TKLのOmniPointスイッチはSteelSeries独自のメカニカルキースイッチになります。

従来のメカニカルキーボードと異なる点は、金属同士の物理的な接触ではなく、磁力の変化によってキーが押された事を検知する点です。
(キーキャップの先につけた磁力の変化をスイッチ側の磁気ホールセンサーで検出。任意の値を超えたところで検知する仕組み)
これにより、アクチュエーションポイントの変更が可能で、かつ早いレスポンスタイムを可能にしています。
スイッチ | 作動点 (アクチュエーションポイント) | レスポンスタイム | 耐久性 (キープレス) |
---|---|---|---|
OmniPointスイッチ | 0.2mm〜3.8mm | 0.7ms | 1億回 |
Speed Switch | 1.1mm | 6.0ms | 7,000万回 |
標準的なメカニカル | 2.0mm | 6.0ms | 5,000万回 |
加えて、物理的に接する部分が少ない為、高い耐久性を誇ります(詳細は後述)。
制御ソフトウェア
制御ソフトウェア「SteelSeries GG(Engine3)」では以下の設定が可能です。
- キーバインド
- メタバインド
- アクチュエーション
- Dual Bindings
- Dual Actuation
- イルミネーション
SteelSeries GG(Engine3)はこちらからダウンロードできます。
最大の魅力は先述した通りアクチュエーションポイントを設定できることです。
OmniPointスイッチでは作動震度が0.2mmの高速キーストロークから3.8mmの深いプレスまで調整することが可能です。
例えば素早いレスポンスが求められる「W」、「A」、「S」、「D」のようなキーはストロークを短めにしておいて、誤入力しそうなキーについてはストロークを長めにして誤操作を防ぐといった設定をすることが可能です。
キー全体のアクチュエーションポイントを一括変更することも可能ですし、特定のキーだけを変更することも可能です。


尚、ファンクションキーなど一部アクチュエーションポイントを設定できないキーもあります。
オンボード・プロフィールは5つまで登録可能で、プレイするゲームごとに設定を変更すると良いでしょう。

PCゲームの場合、特定のゲームを起動した場合に特定のオンボード・プロフィールを割り当てることも設定できます。

手動でオンボード・プロフィールを変更する場合は、キーボード右下の「SteelSeries」アイコンを押しながら「F9」キーを押すことで切り替えることができます。

PS5やXbox Series X/Sに接続した場合はゲームを検出して自動でプロフィールを割り当てることができないので、本操作を行うと良いでしょう。



詳細に検証はできていませんが、多分これでPCで設定したオンボード・プロフィールが割り当てられているはず…!
イルミネーションも様々なカラーや打鍵時のエフェクトも変更できるので、気分に合わせて選ぶといいと思います。

まあ、ゲーム中に手元なんか見ませんけどね。
キーの耐久力
なんと1億回以上のキープレスでも難なくパフォーマンスを発揮するという超高耐久っぷり。

因みに同じキーを1日に1万回入力したとしても1万日使用してやっと到達する回数です。
年数で換算すると約27年。
それでも問題なくパフォーマンスを発揮できるとは恐ろしや…
もちろん、試験とは違う環境や他の要因でキーボードが故障してしまう場合もあるでしょうが、数字を見る分には尋常じゃない耐久力を誇ることが分かります。
NAGATAOMEも約1年間、結構激しく使用しましたが、今の所全く問題ないしは故障の予兆もありません。
追加USBポート
Apex Pro TKLはただでさえ接続デバイスのUSBポートを2つ消費します。
例えば無線マウスのレシーバーなどを追加USBポートに挿すと良いでしょう。
メディアキー
メディアキーはダイヤルを回す事で音量調整、押す事でミュートする事が可能です。
メディアキー下のボタンでは音楽や動画の再生、停止を操作することができます。
メンテナンス性が高い
NAGATOMEがApex Pro TKLの前に使用していたG213rはメンブレン構造という事もあってか、キーがフレームの溝の中にあるので、キートップを外すのが大変です。
また、エアーを吹いただけでは中に入り込んだゴミを取り除くのは困難です。
その点、Apex Pro TKLはそれが無いのでキートップも外しやすく、エアーを吹くだけである程度のゴミを取り除くことができます。
まあ、他のメカニカルキーボードでも言えることかもしれませんが、メンテナンス性が高いのは長く大事に使用する上で嬉しいことです。
Xbox Series Sでの使用
問題なく動作します。

Xbox Series S、もちろんXbox Series Xもキーボード&マウス直挿しに対応しているのでコンバーター等介す必要はありません。
ただ、Apex Pro TKLは2ポート消費するのでUSB HUBを取り付けるのを推奨します。
一点、他の記事でも書いていますがキーボード&マウスに非対応のゲームもあります(Apex LegendsやBattle Fieldなど)。
それらで遊びたい対象のゲームがある場合は事前に調べてから購入を検討してください!
PS5での使用
Xbox Series X/Sと同様です。
クリック感は無い
非常に軽いキー入力はメリットと捉えることもできますが、「押し込んだ感じが欲しい」、「クリック感が欲しい」と言う方にはデメリットとも言えるでしょう。
NAGATOME的には指が疲れにくく、またキーが軽いことによるレスポンスの早さにも期待していますが、やはりキーを入力していると言う感覚は薄れてしまいます。
クリック感が欲しい人には味気がないかもしれません。
英語配列だとゲーム以外での使用は不向き
日本語配列のApex Pro TKLを購入していれば問題ないことだとは思いますが、NAGATOMEはAmazonにて英語配列のものを購入しました。
当然日本語配列に慣れているので、ゲーム以外で使用する場合は難儀です。
ただ文字を入力するだけなら問題はありませんが、@や_などの記号が日本語配列と異なるので厄介です。
加えて、言わずもがなテンキーレスなのでテンキーを利用したい方にとっても不便でしょう。
キーバインドで割り当ての変更も可能ですが、NAGATOMEの様な面倒くさがりには向いていないと思います。
NAGATOMEの場合、ゲーム以外に使用する際はELECOM製の安いワイヤレスキーボードを使うようにしています。
高価格
キーボード自体の価格が高いのが一番のハードルだと思います。
NAGATOMEも最初はそうでしたが、当時Fortniteの建築を早くしたいという思いから思い切って購入しました。
今ではCall of DutyシリーズなどFPSでも使用していますが、やはりレスポンスやキータッチはピカイチで最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
NAGATOMEの実力は10年ほど前がピークでした。
しかし、今でもCoD MW2でPC勢とクロスプレイがデフォルトのXbox Series S版でK/D 1.7程度、PS5版で2.1程度はキープできています。
しかもパーティを組まず。
今からG213rには戻れないと思います。
初期投資は高額ですが、コストに見合ったパフォーマンスを発揮してくれているものだと感じていますし、設計上長く使用する事ができるので愛着が湧きます。
Apex Pro TKLをおすすめする人
ゲーミングPCや次世代コンシューマー機で以下のようなFPS、TPSをプレイされる人には是非お勧めしたいゲーミングキーボードです。
- Call of Dutyシリーズ(Warzone含む)
- Fortnite
- マインクラフト
レスポンスの早さにはネット回線の速度など様々な要因がありますが、キー入力が物理的に早いというのも一つの要因です。
当たり前ですが、デバイスで差をつければそれだけ優位にゲームを進めることができます。
もっといいスコアを獲りたい、実力をライバルに見せつけたい、勝利を味わいたいという人には間違いなくお勧めします!
Apex Pro TKLまとめ
本記事は「【Apex Pro TKLレビュー】FPSやTPSでおすすめなアクチュエーションポイント変更可能なゲーミングキーボード PS5やXbox Series Sでも直挿し可能」について書きました。
ゲーミングキーボードにしては非常に高額ですが、その機能や性能は他のゲーミングキーボードの追随を許しません。
加えて、耐久性が高いということから長く愛用することもできます。
最高のゲーム体験のために、かつてCoDで世界ランキング一位をとったNAGATOMEからもおすすめするデバイスです!
- レスポンスが超絶早い
- キー入力が軽い
- 高耐久
- 追加のUSBポートがある
- 制御ソフトウェアで詳細な設定が可能
- PS5、Xbox Series Sでの直挿しで動作確認
- クリック感が無い
- ゲーム以外での使用は不向き(英語配列の場合)
- 高価
かつてCoDでK/D 3.4超、月間ドミネーション世界ランク一位になったNAGATOMEがイチオシのキーボード!これはスゴいよ…