ゲーム実況の品質をより高めるため、ダイナミックマイク「SHURE MV7X」を購入したNAGATOME。
ほぼ見た目も同じMV7というマイクもあるのですが、SHURE MV7Xよりも高価なので断念。
UR22mk2という古代オーディオインターフェースを持っていたNAGATOMEは迷わずMV7を購入しました。
- XLR接続で良質な録音ができる
- ノイズがあまりなく、ゲーム実況に向いている
- 調節しないと録音が小さい
- 調節にはある程度の知識を要する
コンデンサーマイクとはまた違ったテイストの録音になるなど気になる方も多いかと思うので、「【MV7Xレビュー】王道SHUREのマイクをゲーム実況用に買ってみた!」について書いていきます。
SHURE MV7Xの諸元・外見
それではまずSHURE MV7Xの諸元や外見についてご紹介します。
SHURE MV7Xの諸元
価格 | 22,000円 (R4.10時点) |
マイクタイプ | ダイナミック |
マイク指向性 | 単一指向性 (カーディオイド) |
周波数特性 | 50Hz to 16,000Hz |
感度 | -55dBV/Pa(1.78mV) at 1kHz |
マイクインピーダンス | 252Ω at 1kHz |
コネクタータイプ | XLR ※USB接続不可 |
マウントタイプ | 5/8インチ27ねじマウント |
ハウジング | オールメタル製 |
重量 | 550g |
マイク寸法(本体) | 153.6mm×Φ66.5mm |
金具取付時寸法 | H164×L153.6×D90.2 |

冒頭にも書きましたがMV7とは似て異なるものなので、USB端子での接続はできず、XLRのみ接続可能です。
つまり、オーディオインターフェース等に接続する必要があります。
SHURE MV7Xの外見
まずはパッケージから。

至ってシンプルなパッケージですが、箱を開けると購入者を高揚させる「WELCOM TO BETTER SOUND」の文字が見えてきます。

粋な計らいだよ、SHUREさん。
同梱品は以下の通りです。
- MV7X本体
- 5/8-3/8変換ネジ
- その他説明書など


公式サイトの同梱品にはウィンドスクリーンの記載もあったが…NAGATOMEは箱と一緒に捨てたかもです(笑)
接続はXLRのみ可能です。

シンプルな形状ながらも、オールメタル製という事でガシガシ触っても頑丈です。

マイクアームに取り付けると、このようなイメージになります。

まるでスタジオさながらの設備になるので、実況者としてもワクワクしますね!
SHURE MV7Xの接続環境
実際にNAGATOMEがどのようにPCとSHURE MV7Xを接続しているかをご紹介します。
NAGATOMEは元々、簡単に接続ができるYeti BlueMicrophoneを使用していました。
Yeti BlueMicrophoneは同じくBlueのマイクアーム(セットで購入)に取り付けていました。
今回、既存のYeti BlueMicrophoneを取り外し、アームにSHURE MV7Xを取り付けようとしたところ、同梱されている5/8-3/8変換ネジを使用すれば問題なく取り付けることができました。

前述したとおりSHURE MV7XはXLRでしか接続できないため、UR22mk2オーディオインターフェースとXLRケーブルで接続します。

XLRケーブルは同梱されていないので、別途購入する必要があるよ!
オーディオインターフェースと接続する際は+48Vのファンタム電源は不要です。
あとはオーディオインターフェースやキャプチャソフト(NAGATOMEの場合はOBS)側で設定を行います。
SHURE MV7Xを実際に使用してみて
SHURE MV7Xのメリット
クオリティーの高い音質
やはり価格の高さはスペックの高さ…録音した音質はとても良いと感じます。
実際にSHURE MV7Xを使用してキャプチャーした動画をYoutubeにアップしましたので、気になる方はこちらをご覧下さい。
ちなみにNAGATOMEの妻は「MAONO USB/XLR ダイナミックマイク」という7,000円程度のマイクをXLRで接続して使用しています。
こちらも結構良い音が録れていて、コスパはかなりいいのではないでしょうか。
ただ、高い声や大きい声が出たときに音が拾えてないので、オーディオインターフェース側の設定なのかもしれませんが、もしかするとマイクの性能の限界なのかもしれません。
Yeti BlueMicrophoneとの比較
ここまでくるとYeti BlueMicrophone(コンデンサーマイク、18,000円程度)と比較してどうなのかと気になった方もいるかと思います。
そもそものマイクタイプが異なる両者ですが、ダイナミックマイク、コンデンサーマイク両者の違いは一般的に以下のとおりです。
- 電源供給不要
- 耐久性に優れる
- ノイズを拾いにくい
- ハウリングがおきにくい
- 感度が低いため高音質のレコーディングに向いていない(ナレーション等)
- 感度が高く幅広い周波数の音を拾える
- 電源供給が必要
- 感度が高いゆえノイズを拾いやすく、ハウリングもおきやすい
Yeti BlueMicrophoneはコンデンサーマイクですが、接続端子がUSBなので、XRLよりは質が下がります。
こちらは実際にYeti BlueMicrophoneでキャプチャーした動画になりますので、違いが気になる方はご覧下さい。
NAGATOME的にはSHURE MV7Xの方が好みの音を録れていますが、Yeti BlueMicrophoneもクオリティーには問題ないレベルで録れていますね。
Yeti BlueMicrophoneはオーディオインターフェースも不要で接続が簡単なので、手頃に録音できるメリットもあります。

音質はそれぞれ異なりますが、もはやどちらが良いかは好みですね。
SHURE MV7Xのデメリット
録音音声が小さい
Amazonのレビューにもあると思いますが、単純にオーディオインターフェースを介してPCと接続しても、調節をしなければかなり録音した音声が小さいです。
これに関してはNAGATOMEもあまり知識がないので苦労しました。
オーディオインターフェース側でGAINのつまみをほぼMAXにしても録音した音声が小さかったので最初は結構悩みました。
プリアンプなどを購入して物理的に出力を上げてやろうとも思いました。

待てよ?OBS側でGAINの調節ができなかったか!?
というわけで、OBS側のマイク設定を確認したところGAIN調整ができたのでそちらで調節しました。
ただ、ソフトウェア側で調整をするとノイズをだしたりすることもあるようですので注意が必要だそうです。
NAGATOMEの場合はキャプチャーボードで拾っている音を下げて、SHURE MV7Xからオーディオインターフェースを介して入力される音を上げ、先程のモンハン実況の様な動画が取れるようになりました。
お使いの環境によってはパラメータの調節が必要かと思います。

結論、扱うにはそれなりの知識が必要になります。
MV7XとMV7の違い
さて、SHURE MV7Xを検討している方はすごく名前の似ているSHURE MV7と言う製品も見かけたのではないでしょうか!?

NAGATOMEももれなくその一人で、一文字違うだけで何が違うんぢゃ!と思っておりました。
違いをまとめると以下の通りです。
【MV7X】:XLR端子のみ接続可能なダイナミックマイク。オーディオインターフェース等の機器がないと録音等ができない
【MV7】:XLR端子に加え、USB接続も可能なダイナミックマイク。マイク自体にソフトウェアが内蔵されており、オートレベル調整やエフェクトをかけることができる
SHURE MV7Xはご紹介してきた通り、XLR接続にのみ対応したダイナミックマイクです。
オーディオインターフェースなどを介して使用しないと録音等することができません。
MV7についてはマイク自体にソフトウェアが内蔵されていますし、USBでPCと接続するとオーディオインターフェースがなくとも使用することが可能です。
また、PCに「ShurePlus MOTIV」というソフトウェアをインストールすることで、簡単な制御ができる様です。
ちなみに、MV7をXLRで接続した場合はMV7Xと同じになる模様。
端的に言うなら、MV7はUSBでPCと接続できて、マイク単体で使用することが可能といったところでしょうか。
まとめ
本記事は「【MV7Xレビュー】王道SHUREのマイクをゲーム実況用に買ってみた!」について書きました。
ちょっと価格は高いなと思いますが、クオリティーの高い音質での実況は、他の実況者との差別化になります。
音質が良いと視聴者の皆様にも聞き取りやすいと思うので、ゲーム実況などに挑戦してみたい方にはイチオシしたい商品です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
以上、NAGATOMEでした!
- XLR接続で良質な録音ができる
- ノイズがあまりなく、ゲーム実況に向いている
- 調節しないと録音が小さい
- 調節にはある程度の知識を要する
ずっと欲しかったマイクが遂にこの手に!!