【RAVPower RP-PB186】 Amazonから消えたメーカー!?「RAVPower」の10000mAhモバイルバッテリーをレビュー

RAVPowerというメーカーをご存知でしょうか。

NAGATOME

知っている人は知っているはず…だってアマzn…

RAVPower RP-PB186

そう、中国深センに本社を置くモバイルバッテリーやUSB充電器を中心に販売するメーカーです(SUNVALLEY GROUPのグループ企業)。

コスパが良く人気があった様ですが、2022年頃に忽然とAmazonから消えてしまいました。

NAGATOME

あれま…

Amazonは理由を公表していませんが、ネット上では「不正レビューで」と言われていますね…

今回、そんなRAVPowerのモバイルバッテリーを友人が貸してくれたのでレビューしたいと思います。

貸してもらえたのはRAVPowerの「RP-PB186」。

RAVPower RP-PB186天面

コンパクトでも大容量10,000mAhに加え、USB-PD対応(USB-Cポート)といった機能を備えた欲張りモバイルバッテリーです。

バッテリー本体の見た目もAnkerに負けず劣らず。

RAVPower RP-PB186
NAGATOME

中身がどうなってるかまでは知らん(キッパリ)。

それでは、本記事では「【RAVPower RP-PB186】 Amazonから消えたメーカー!?「RAVPower」の10000mAhモバイルバッテリーをレビュー」について書いていきます。

メリット
  • 大容量10,000mAh
  • USB-PD(Power Delivery)対応
  • パススルー機能あり
  • 2台同時充電可能
  • 最大出力18Wで急速充電可能
デメリット
  • どこにも売っていない?
  • インジケータランプが見づらい

RAVPower RP-PB186の諸元・外観

まずRAVPower RP-PB186の諸元は以下の通りとなっています。

製品名RAVPower RP-PB186
サイズ約111 x 51 x 25mm
重さ約187g
入力USB-C×1
出力USB-C×1、USB-A×1
ポートUSB-C×1、USB-A×1
充電時間約3.5時間(※18W出力以上のPD対応USB-C充電器を利用した場合)
バッテリー容量10,000mAh
価格2,999円

続いて、RAVPower RP-PB186の外観について紹介します。

本体表面はAnker PowerCoreⅢ 5000によく似ており、スタイリッシュな印象を受けます。

RAVPower RP-PB186

指紋が付きにくいという点もありがたいですね。

天面には「RAVPOWER」のロゴがあります。

RAVPower RP-PB186天面

ポートはUSB-CとUSB-Aが1つずつあり、ライトグリーンで塗装されています。

RAVPower RP-PB186のポート
NAGATOME

ライトグリーンのポートも見た目◎!

側面にはバッテリー残量を示すバッテリーインジケーターがあります。

RAVPower RP-PB186バッテリーインジケーター

底面は製品の仕様やPSEマークなどがあります。

RAVPower RP-PB186底面

RAVPower RP-PB186の同梱品

RAVPower RP-PB186の同梱品は実際に購入していないため、メーカーサイト等で調査したところ以下の通りでした。

RAVPower RP-PB186の同梱品
  • RAVPower 10000mAh RP-PB186本体
  • USB-C to C充電ケーブル
  • カスタマーサポートカード
  • 取扱説明書・保証書(18ヶ月保証)

RAVPower RP-PB186のレビュー

大容量10,000mAh

RAVPower RP-PB186ですが、コンパクトながらも10,000mAhと大容量です。

RAVPower RP-PB186のサイズ感
NAGATOME

iPhone14(3,279mAh)が約3回充電できる計算になります!

使い方にもよりますが頑張れば2〜3泊の旅行にも持っていけそうな容量ですね。

サイズ的にも日帰りでも全然使い勝手は良いです。

USB-PD(Power Delivery)対応

USB-CポートはUSB-PDに対応しています。

PD(Power Delivery)とは?

PD(Power Delivery)とはUSB Type-Cに対応した給電規格の一つで、最大100W(20V/5A)の供給を行えることができる規格です。最近では240W(48V/5A)らしい。すげーな。

RAVPower RP-PB186の場合はUSB-Cポートで最大18W

これにより、スマホなどモバイルデバイスを急速に充電することができます。

2台同時充電可能

RAVPower RP-PB186は2つのポートを使ってデバイスを2台同時に充電する事ができます。

最大出力18Wで高速充電可能

USB-Cポート、USB-Aポート共に最大出力18Wとなっており、高速充電に対応しています。

RAVPower RP-PB186のポート

またRAVPower RP-PB186本体を充電する場合でも約3.5時間で完了するなど嬉しい仕様となっています。

ケーブルは対応するものを選ぼう

いくらバッテリーの入出力が高くても、それを伝えるケーブルが対応していないと意味がありません。バッテリーの入出力に合わせたケーブルを使うようにしましょう。

Nintendo Switchの充電も可能な出力なので試しに充電してみました!

RAVPower RP-PB186でNintendo Switchを充電

供給される電力が低いと警告がでますが、RAVPower RP-PB186では表示されないので問題なく充電できています。

RAVPower RP-PB186でNintendo Switchの充電は問題ない

Nintendo Switchを充電する場合は10,000mAhであれば約1回となります。

更にChromebook(ASUS Chromebook Detachable CM3)でも充電を試してみました。

RAVPower RP-PB186でChromebookを充電

こちらも問題なく充電できている様子でした。

RAVPower RP-PB186でChromebookを充電に問題はない

Chromebookは消費電力が小さいので問題なく充電できたかもしれませんが、消費電力の大きいノートPCでは18Wだと厳しいかもしれません。

NAGATOME

検証できておらず申し訳無いですが、どんなノートPCを使うかによって変わってくると思います!

パススルー充電可能

RAVPower RP-PB186はモバイルバッテリーを充電しながら接続しているモバイルデバイスも充電できるパススルーに対応しているようです。

NAGATOME

メーカーサイトでは特に対応しているような記載はなかったけど…

RAVPower RP-PB186はパススルー対応

この様に、USB-Cのポートからモバイルバッテリーを充電しながら、USB-AのポートでApple Watchに充電しています。

個人的にはあんまり使わない機能なのでどちらでもいいですが、まあこんな機能もありますよと。

独自技術”iSmart 2.0″

USB-Aポートには本メーカーの独自技術である”iSmart 2.0″が採用されています。

[ 独自技術 iSmart 2.0 (USB Type-Aポートに採用]

出力自動配分機能:複数機器を接続した場合、各機器を最適な出力で同時に急速充電が可能
電流自動判別機能:接続機器を自動検知し、デバイスに適切な電流を出力
電圧自動補償機能:ケーブル抵抗を検知し、出力電圧を自動的に調整

https://www.ravpower.jp/rp-pb186old/

電流自動判別機能について、例えばワイヤレスイヤホンなどにも適切な電流を流してくれるかが気になりますね。

とはいえ私NAGATOME、ワイヤレスイヤホンを持ってないので検証できませんでした。

バッテリーの安全性

RAVPower RP-PB186に採用されているバッテリーはLG化学製 “21700” 円筒形リチウムイオン電池です。

RAVPower RP-PB186の安全性

EV車用に製造されており信頼性が高く、ひいては安全性も高いとメーカーが宣伝しています。

不正レビューの件が真実か分かりませんが…

そういった事をしているのであれば安全性について疑ってしまう気持ちもありますよね(LG化学は全く関係ないですが)。

ただ、安全面では過充電保護・過熱防止・ショート防止などの充電保護機能も搭載しています。

NAGATOME

NAGATOMEハウタガイブカイデスヨ

加えて、PSEなど各種認証も取得しているので、安全ではあるだろうと言うのがNAGATOMEの結論です。

RAVPower RP-PB186の各種認証

旧モデルとの違い

RAVPower RP-PB186は2020年9月ごろにリニューアルモデルのサイトが公開されており、旧モデルとは以下の違いがあるようです。

【旧モデル製品との違い】

▼ USB Type-C 最大出力29W → 最大出力18W
▼ USB Type-A,C 同時使用時最大合計出力29W → 最大合計出力17W
▼ 価格 3,999円 → 2,999円
※参考価格(Amazon内正規販売代理店の場合)

https://www.ravpower.jp/rp-pb186v2/
NAGATOME

最大出力、最大合計出力共に旧モデルより低いですが、その分価格も安くなったのかな?

どこにも売っていない?

冒頭でご説明した通りRAVPower RP-PB186はAmazonには売っておりません!

探してみましたが見当たらず…

どうやらAmazonでは2023年現在でも復活していないようです。

NAGATOME

今後Amazonに復活する事もあるんでしょうか?

加えて今回、Amazon以外のECサイト等で手に入るのかどうか探してみたところ…

メーカーサイト、楽天市場いずれのサイトも検索してみましたが、どちらにもRAVPower RP-PB186は無い様に見受けれました。

NAGATOME

ファッ!?404が返ってきた(リクエストしたページが存在しないエラー)

インジケータランプが見づらい

RAVPower RP-PB186のインジケータランプはやや暗めと言った印象です。

RAVPower RP-PB186のインジケーターランプ

NAGATOMEもモバイルバッテリーを持って行く前には必ず残量を確認しますが、RAVPower RP-PB186のランプはやや見づらい印象。

とは言え、全然わからなくは無いのでそこまで問題ではないでしょう。

RAVPower RP-PB186をおすすめする人

容量が大きくコンパクトで、かつ高速充電ができストレスフリーに使えるモバイルバッテリーをお探しの方にRAVPower RP-PB186をお勧めします。

RAVPower RP-PB186イメージ

また、これだけの品質、機能を有していながら、他メーカーの同等のモバイルバッテリーよりも比較的安いというメリットがあります。

NAGATOME

もちろん、極端に安いメーカーもありますがそれらと比べないでね!汗

これがあれば出先でのモバイルデバイスの充電切れに困る事は無さそうですね!

とは言え、どこにも売っていない模様(笑)。

RAVPower RP-PB186まとめ

本記事は「【RAVPower RP-PB186】 Amazonから消えたメーカー!?「RAVPower」の10000mAhモバイルバッテリーをレビュー」について書きました。

機能としては非常に充実したものを持っており、その用途も幅広いと思いますが、いかんせんどこにも売っていないご様子なので…

もう廃盤になってしまったのかもしれませんね。

RAVPower RP-PB186の行方を知っている方がいたら、是非情報提供ください。

メリット
  • 大容量10,000mAh
  • USB-PD(Power Delivery)対応
  • パススルー機能あり
  • 2台同時充電可能
  • 最大出力18Wで急速充電可能
デメリット
  • どこにも売っていない?
  • インジケータランプが見づらい