発売から2年経過しても入手困難だったPS5が、2023年になって家電量販店で普通に買えたNAGATOMEです。
きっかけは年始に京都旅行をしている友人からのLINEでした。

京都の家電量販店で普通にPS5売ってるよ〜!

マジ!?

NAGATOMEも買ってYoutubeでやったら〜?
それを受けて地元の家電量販店(ビックカメラ)に行くと…
本当に普通に売っていました。

しかも、いずれもディスクドライブ搭載モデルで通常版、Gran Turismo同梱版、Horizon同梱版と揃っていました。
ビックカメラの場合、購入時は本人確認証(免許証を見せました)とアプリの購入履歴の確認がありましたが、他の家電量販店でも同様の確認があるかもしれません。
家庭用ゲーム機の金字塔とも言えるPSシリーズ。

結論から言うと、PS5は鮮明なグラフィックや、まるで現実世界のようなレイトレーシング技術によってさらに押し上げられる没入感、最大120fpsの高フレームレートで滑らかなゲームプレイを体験できるなど、次世代家庭用ゲーム機にふさわしい1台でした。
しかし、2023年現在では新型PS5リリースも公式から発表間近の噂なので、それについても触れて行きたいと思います。
それでは「【PS5レビュー】家電量販店で普通に買える「PS5」。気になるポイントをレビュー!新型もリリースの噂だが買いなのか?」を書いていきます。
- 没入感を高めるリアルなグラフィック
- 120fpsの高フレームレート
- キーボード&マウス直挿し可能
- 超高速なカスタムSSD
- 次世代コントローラーによるゲーム体験
- キーボード&マウス直挿し対応
- 本体ストレージ容量がやや少ない
- 大きいので設置場所に悩む
- 周辺機器も高スペックを要求される
PS5とその他次世代ゲーム機のスペック比較
まずはPS5が他の次世代ゲーム機(Xbox Series X/S)と比較し、どれくらいのスペックを有しているのか、以下の表を御覧ください(2023年1月時点)。
項目 | PS5(通常版) | Xbox Series S | Xbox Series X |
---|---|---|---|
価格(税込み) | 60,478円 | 32,978円 | 54,978円 |
CPU | 8Core AMD Zen2 CPU@3.5GHz | 8Core AMD Zen2 CPU@3.6GHz | 8Core AMD Zen2 CPU@3.8GHz |
GPU | AMD RDNA 2 GPU 36CUs@2.23GHz | AMD RDNA 2 GPU 20CUs@1.565GHz | AMD RDNA 2 GPU 53CUs@1.825GHz |
GPU性能 | 10.3TFLOPS | 4TFLOPS | 12.1TFLOPS |
RAM | 16GB GDDR6 | 10GB GDDR6 | 16GB GDDR6 |
解像度 | 4K | 1440p(4K*) | 4K |
ストレージ | 825GB | 512GB | 1TB |
ディスプレイ出力 | HDMI2.1 | HDMI 2.1 | HDMI 2.1 |
フレームレート | 120FPS | 120FPS | 120FPS |
価格が最も高額にも関わらず、スペックだけ見るとややXbox Series Xに劣ります。
加えて、CPUだけ見ると実はXbox Series Sと同等か、やや劣ります。

2022年には5,500円の値上げもありました。
SIE曰く、原材料の高騰が要因とのことでしたが、まだ手に入っていない日本のユーザーからは批判の声があがりました。
ただ、そんなPS5ですが世界ではXbox Series X/Sよりも累計販売台数が多いです。
これは、PSなら間違いないというユーザーからの信頼でもあるとNAGATOMEは思っています。
また、情報の信頼性は定かではありませんが、Youtubeなどでは同じゲームをプレイしていても、同じ解像度でフレームレートはPS5が僅かに勝っているという動画が上がっていました。

ゲームソフト自体がどちらのハードに最適化されているかというのもあるかもしれませんがね
能力に大きな差がなければ、あとは好みでというざっくりなNAGATOMEですが、メーカーに対する信頼性やデザイン、使い勝手という部分でも吟味してみると良いでしょう。
PS5の外観
次に、PS5の外観についてご紹介します。
まず、誰しもが思ったことでしょうが従来のPSシリーズと比較しても斬新なデザインをしています。

こちらのデザインは「五次元」がコンセプトになっています。
以下、ソニーのサイトより一部抜粋しました。
思い描いたのが「PS5を通じてゲームと現実空間が時空を超えてつながり、プレイヤーは多次元的に存在するゲームの世界に瞬時に旅立つ」というストーリーでした。そこから、5代目のPlayStation として5という数字にも特別感のある「五次元」というコンセプトを導き出したのです。
PlayStation®5 Design Story – ソニーサイトより
曲線的なデザインは、見掛け倒しではなく空気流動性能を最大化して、静音性の実現に一役買っているとのこと。

ただ、サイズはとにかくデカいです。
Xbox Series Sと比較すると2周り以上の大きさです。

縦置きか横置きか、同梱されている土台で設置することができますが、NAGATOME個人的には縦置きを推奨します。
横置きだと、構造的に安定しにくいのと、スペースを取らないことが理由です。
次にポート類を見ていきましょう。
まずは正面から、USB-A(Hi-Speed USB)、USB-C(Super-Speed USB)があります。

USB-Cの端子については10Gbsの通信が可能なので、拡張ストレージなどの接続に使うと良いでしょう。
背面はUSB-A(Super-Speed USB)が2ポートあります。

こちらも10Gbsの通信が可能です。
電源ボタンは正面下にあり、投入すると青色のインディケーションライトがいい感じに光ります。

電源ボタンの上に位置するのはディスク取り出しボタンです。
びっくりしたのがディスクの挿入方法です。
縦置きの場合、こちらの向きに挿入しないと認識してくれません。

おそらく、多くの方が同じ道を辿っていることだと思います…。
PS5の同梱品
PS5の同梱品は以下の通りです。
- PS5本体
- コントローラー
- USB-A↔USB-Cケーブル(コントローラー接続用)
- HDMIケーブル
- 取扱説明書

NAGATOMEの場合はGrunTurismo同梱版だったので、ダウンロードコードも一緒に入っていました!
PS5レビュー
没入感を高めるリアルなグラフィック
まず語るべきはPS5のグラフィック。
GPU性能は10.3TFLOPSで、従来のPS4のGPU性能1.84TFLOPSやPS4 Proの4.2TFLOPSと比較すると、大幅に性能が向上していることが分かります。
加えて、レイトレーシングによってまるでゲームの世界に入り込んでいるような体験ができます。
簡潔に言うと、リアルな光の反射や屈折、陰影(影)を再現することでリアルな映像を表現することです。映像を現実世界に近づけることでゲームの世界に没入しやすくなります。
リフレッシュレートも最大120fpsと、FPSやTPSのように激しい画面の変化が要求されるゲームにおいても、滑らかに表示されます。
一点、ゲーミング PCのグラフィックボードとよく比較されますが、TFLOPSだけでは語る事ができません。
PS5は消費電力が低い上に、ゲーミングPCのようにオーバークロックやハイパフォーマンスモードを使用できません。
TFLOPSが同等なグラフィックボードと比較しても、性能は劣ると思われます。
とは言え、ゲーミングPCは際限なくお金をかければより高い性能が得られるのは当たり前で、誰しもがハイスペックなゲーミングPCを買えるわけではありません。
ゲーミングPCと比較してどうの〜と言う人もいますが、どんなゲームをプレイしたいのか、ライト層かヘビー層かによってどちらが最適かは違ってくるでしょう。
何をどんな価格で求めるか、と言う点ではゲーミングPCを視野に入れている人でも、PS5を選択肢として全然アリだと思います。

PS5のCPU、GPUだけでも6万円台で購入できるのは破格です。
ゲーミングPCを購入することを思うと、圧倒的にコスパが良いのは間違いありません。

ゲーミングPCにも様々なメリットがあるので、卑下しているわけではありませんよ!
超高速なカスタムSSD
Youtubeで公開されている”The road to PS5″と言う動画で、Mark Cerny(マーク・サーニー)氏が説明していますが、PS4のHDDはロード(読み出し)のI/Oスループットが約50〜100MB/sだったのに対し、PS5のSSDは少なくとも約5GB/sとなるそうです。
これは、50〜100倍のI/Oスループットを実現しており、PS4が1GBのデータ読み出しに20秒必要なのに対し、PS5はたったの0.27秒と爆速なのです。

徒歩(3km/h)と新幹線(320km/h)くらい?(適当)
次世代機ならではのコントローラー
コントローラーは次世代ゲーム機らしい未来的なデザインになっています。

まず面白いと思ったのが、アダプティブトリガーの機能です。

グランツーリスモ7では、ハイスピードで走る車にブレーキをかけると、まるでスピードが出ている実車のブレーキがかたくなるのと同様に、速度に応じてLキーが重くなります。
NAGATOMEが最近購入したホグワーツレガシーもアダプティブトリガーが機能しており、戦闘に置いて没入感を高めてくれます。
加えて、呪文を唱えるとコントローラーのスピーカーから効果音が出るのも体験として面白いです。

また、次世代コントローラーの新機能としてハプティックフィードバックという機能もあります。
従来の振動とは異なり、触覚に訴えかける様々な反応によって没入感を高める機能になります。
キーボード&マウス直挿し可能
PS5(Xbox Series X/Sもそうですが)はキーボード&マウスの直挿しに対応しています。

従来の家庭用ゲーム機にキーボード&マウスを接続する場合はコンバータが必要だったり、主にFPSなどのタイトルによっては使用した場合、アカBANされるなどあまり受け入れられていない風潮でした。
まさにゲーミングPCの特権とも言えるキーボード&マウスでのゲームプレイが、次世代機からはただ本体に挿すだけで可能になったのです。

キーボード&マウスが対応しているかどうかは各製品のメーカーサイトを確認していただきたいですが、基本繋げば使用可能かと思います。
キーボード&マウスでゲームがしたいけど、ゲーミングPCまではいらないという人には大きなメリットではないでしょうか。

ちなみにNAGATOMEはApex Pro TKLゲーミングキーボードとLogicool G Proゲーミングマウスを直挿しして使用してます。
その他様々な周辺機器とも接続可能です。
遅延もなく快適に使用できるので大変おすすめです。
ただし、ゲームによってはサポートされていない(使用できない)という制限があります。
今後、サポートされていないゲームがサポートされるようになるかは分かりません。
購入前にプレイしたいゲームがサポートされているかどうかを調べたほうがよいでしょう。
本体ストレージがやや少ない
本体ストレージは825GBと、数字だけはそれなりに容量があります。
しかし、最近のゲームは100GB単位が当たり前なのでもう少し欲しいなとNAGATOME的には思います。
もちろん、ストレージの拡張も可能なので容量が不足してきたら購入を検討してみても良いでしょう。
設置場所に困る
本体の大きさゆえ、設置場所には困りました。
PS5はベースを除いた外形寸法が約390mm×104mm×260mm(幅×高さ×奥行)あります。
縦置きだと高さが出ますし、横置きだと幅をとります。
電源やLANケーブルを確保でき、かつキーボード&マウスを接続するならそれらが届く位置に設置する必要があるので、購入前に検討しておくのをおすすめします。
周辺機器にも高い性能が求められる
まず、最大限性能を引き出すなら4K120fpsの映像を出力可能なモニターが必要になります。

それなりのメーカーのモニターであれば下手をすればPS5本体より高価になります。
あわせて、HDMIケーブルもそれに対応したものが必要です。
もちろん、メーカーを選ばないのであればモニターも安価な物もありますが、安いには安い理由があるのであまりおすすめはしません。
加えて、拡張ストレージもSuperSpeed USBに接続するなら10gbpsで読み書きできるSSDにしないと意味がありません。
とは言えコストとの相談で、4K60fpsのモニターで妥協するなど、選択肢としてアリだとは思います。
新型PS5を待つべきか
2023年後半には新型PS5のリリースが噂されています。
現行PS5を買うべきか、時期を待って新型を買うべきか迷ってる方もいるかと思います。
結論から言うと、NAGATOMEは個人の好みで良いと思っています。
もちろん、新型PS5には従来型にはないメリットがあるはずです。
ただスペックや販売価格も現時点では不明なので、万人にとって魅力的な内容であるとも限りません。
今特に遊びたいゲームがない方は新型を待って比較検討しても良いかと思います。
ただ、現行PS5も家庭用ゲーム機としては申し分ないスペックなので、ずっと待っていて早くプレイしたいという方にはおすすめです。
今は特に家電量販店でも普通に売ってるのでチャンスかも知れません!
ソニーも増産体制に入っているとのことで、これから出回ってくるとは思いますが、また品薄になるとも限りませんからね。

論理的なアドバイスじゃなくて申し訳ないっす…
PS5まとめ
本記事は「【PS5レビュー】家電量販店で普通に買える「PS5」。気になるポイントをレビュー!新型もリリースの噂だが買いなのか?」について書きました。
新型コロナや転売でなかなか店頭に並ばなかったり、性能面やサービス面でXbox Series X/Sにやや引けをとったり、Microsoftにアクティビジョン・ブリザードの買収宣言、ベゼスダ・ソフトワークスの買収と色々ありましたが…
販売実績からしてもPS5が多くのユーザーに信頼され、求められているのは間違いありません。
NAGATOMEはXbox Series Sも好きですが、ユーザーインターフェース等の使い勝手はPS5の方が直感的に分かりやすく、操作しやすいです。
結局ゲーミングPCを含めて、コストを中心にどれだけの性能を求めるか、ライト層かヘビー層かなど、どれが最適なのかは人によって変わります。
ネット上には○○一択だろ!という意見もありますが、そんなことは無いので自分の欲しいものに対価を払えば良いと思う次第です。
以上、NAGATOMEでした!
- 没入感を高めるリアルなグラフィック
- 120fpsの高フレームレート
- キーボード&マウス直挿し可能
- 超高速なカスタムSSD
- 次世代コントローラーによるゲーム体験
- キーボード&マウス直挿し対応
- 本体ストレージ容量がやや少ない
- 大きいので設置場所に悩む
- 周辺機器も高スペックを要求される
ホントに普通に買えるのでオドロキでした…