家族の写真や動画を撮りすぎて、iPhoneのストレージ容量が逼迫してきたNAGATOMEです。
さて、iPhone内にある写真などの画像データのバックアップ方法ですが、実はいろんな方法でバックアップする事ができます。
ざっくりでも…
・iCloudにバックアップする
・GoogleやAmazonなどクラウドのサービスを使う
・パソコンやHDDにバックアップする
といった方法が挙げられます。
方法は様々ですが、大きく分けると「ローカルバックアップ」か「クラウドバックアップ」かの2種類になります。
本記事では具体的なバックアップの方法と言うより、iPhoneの画像や動画のバックアップの考え方について5つの観点で説明していきたいと思います。
それらのポイントが掴めたら、自分にとって最適なバックアップ方法が見つかることだと思います!
それでは、「最適なバックアップ方法が分かる観点5つ!iPhoneの画像や動画のバックアップの考え方について解説」について書いていきます。
- 最適なiPhoneの画像や動画のバックアップ方法
iPhoneの画像バックアップで考慮すべき観点5つ
バックアップをするにあたり、以下の5つの観点で考えれば最適な方法が見つかるかもしれません。
- クラウド or ローカル
- 容量
- コスト
- 利便性
- 安全性
クラウド or ローカル
バックアップ方法における「クラウド」と「ローカル」の主な違いは、データの保存場所です。
ローカルバックアップ
保存場所:データを自分の手元にある物理的なストレージ(外付けHDD、USBメモリ)やPCに保存する方法です。
- インターネット接続なしでバックアップ・復元が可能
- データ転送速度が速い
- 自分で完全に管理できる
- クラウドと比較してコストを抑えやすい
- 機器の故障、盗難などでデータが失われるリスクがある
- 容量に限りがあり、追加のストレージを購入する必要がある場合がある
- 自分で管理できる反面手間がかかる
クラウドバックアップ
保存場所:データをインターネット上のクラウドストレージ(プロバイダーが提供するサーバー)に保存する方法です。
- 物理的な災害や機器の故障によるデータ損失のリスクが低い(データが遠隔地に分散保存されているため)
- インターネット環境があればどこからでもアクセス・復元が可能
- 容量を柔軟に拡張できる
- 自動バックアップ機能により手間がかからないことが多い
- インターネット接続が必須
- データ転送速度がインターネット回線に依存するため、時間がかかる場合がある
- サービス利用料がかかる
- セキュリティはクラウドプロバイダーに依存するため、信頼できるサービスを選ぶ必要がある
簡潔にまとめると、ローカルバックアップは「手元に保存する安心感と管理のしやすさ」がある一方で、クラウドバックアップは「場所を選ばないアクセシビリティと災害耐性の高さ」があると言えます。
容量
バックアップのために、現在、そして将来的にどれくらいの容量が必要かを見積りましょう。
まずは、現在画像データの容量がどれくらいあるかを確認します。
次に、どれくらいの期間でその容量を消費したかを計算しましょう。
どれくらいの期間で計算するかは、余程短期間で大容量を消費していない限り1年単位で考えれば良いと思います。
例えば、5年で100GB消費した場合、1年間で約20GB消費した計算になります。
なので、そんな人がデータをバックアップするのであれば…
現在の100GB(今までの5年間)に加え、将来的に必要な100GB(こらからの5年間)の容量も確保しておくのが望ましいでしょう。
コスト
データをバックアップすることも重要ですが、コストがかかりすぎるのも問題です。
クラウドにせよローカルにせよ、容量1GBあたりいくらになるか?
という容量単価を計算した結果を指標とするのも良いでしょう。
尚、一般的にはクラウドよりローカルでのバックアップがコストを抑えられます。
利便性
利便性が高いかどうかを検討するのもバックアップを考えるにあたっては重要です。
例えば、バックアップした画像にインターネット経由でアクセスできたり、簡単に整理や検索ができれば利便性が高いと言えるでしょう。
バックアップを自動で行ってくれるか、手動でする必要があるかなどもポイントです。
安全性
安全性の高さについて考える事も、バックアップをするにあたっては重要なポイントとなります。
大事なデータが流出することを防ぐために、信頼のおけるサービスや製品を選ぶようにしましょう。
コスパ重視な人におすすめな方法
コスパ重視な人にはPCや外付けHDD、USBメモリなどへのローカルバックアップをおすすめします。
クラウドサービスのような月額費用がかからず、一度機器を購入すれば追加コストはほとんど発生しないため、コスパを重視する方におすすめのバックアップ方法と言えます。
一方で、先程記載した様に利便性が低いなどのデメリットがあります。
特に気をつけたいのが機器の故障によるバックアップデータの消失です。
特定のハードディスクなど1箇所にすべての画像、動画をバックアップしているとリスクがあります。
必要に応じて複数の保存先、例えばUSBとハードディスクにそれぞれバックアップを取得するなどすれば、よりリスクを回避できます。
利便性や安全性重視な人におすすめな方法
利便性や安全性重視な人におすすめなバックアップ方法はクラウドバックアップです。
インターネット経由でデータを外部のデータセンターに保存するため、データが保護されやすく、どこからでもアクセスできるため、データの利便性や安全性を重視する方にとって最適なバックアップ方法です。
運用管理をサービス提供者に任せられる点も大きなメリットです。
iPhoneユーザーならまずはiCloud+にアップグレードするのが最も手っ取り早いと思います。

スマホとiCloudの提供者が同じAppleなので連携もしやすいです。
また、Google(Google フォト)やAmazon(Amazon Photos)など大手IT企業も同様のサービスを提供しています。
コストや使い勝手を比較して検討してみてはいかがでしょうか。

GoogleやAmazonであれば無料アカウントでも数十GBはバックアップに使えるので試しにアカウントを作ってみるのもアリ!
サービス提供者 | サービス名 |
---|---|
Apple | iCloud |
Google フォト(Google One) | |
Amazon | Amazon Photos(Amazon Prime) |
Microsoft | Onedrive(Microsof365) |
Dropbox | Dropbox |
両方の良いとこ取りをしたい人におすすめな方法
コスパも利便性もどっちも欲しい!
という人はNAS(Network Attached Storage)を検討してみるのもいいかもしれません。
NASは、家の中のインターネット(Wi-Fiルーター)につなぐ事で家中の色々な機器とデータを共有できるようになる装置です。

データの「共有倉庫」と言えばイメージしやすいかも?
写真や動画などみんなで共有したいデータをNASに入れておけば、誰でもいつでも見たり使ったりできます。
- 複数のデバイスでデータ共有ができる
- データのバックアップに便利
- 外出先からデータにアクセスできる
- 容量を効率的に使える
複数のデバイスでデータ共有ができる
家族や職場のメンバーがそれぞれ持っているパソコンやスマホ、タブレットから、NASに保存された写真、動画、書類などを簡単に共有できます。
データのバックアップに便利
NASには自動バックアップ機能があるモデルも多く、大切なデータを自動でNASに保存したり、NAS内で複数のハードディスクに複製して、データの消失リスクを減らす「RAID(レイド)」という機能に対応しているものもあります。
外出先からデータにアクセスできる
リモートアクセス機能を使えば、インターネット経由で外出先から自宅やオフィスのNASにアクセスし、必要なデータを取り出すことができます。
これはクラウドストレージに似た使い勝手ですが、データは自分のNASにあるため、セキュリティ面で安心感があります。
容量を効率的に使える
複数の人が各自で外付けHDDを持つよりも、NASにまとめて保存することで、全体の容量を効率的に利用できます。
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 初期設定に専門知識が必要な場合がある
- 故障によるデータ消失のリスク
- Wi-Fi環境に依存する
初期設定に専門知識が必要な場合がある
接続や設定にはある程度のネットワーク知識が必要になる場合があります。
故障によるデータ消失のリスク
ハードディスクなので、当然ながら故障するリスクがあります。
大切なデータはNASに加えて、別の方法でもバックアップを取ることを検討しましょう。
Wi-Fi環境に依存する
ワイヤレスでアクセスする場合、Wi-Fiの速度や安定性によってデータの読み書き速度が変わることがあります。
NAGATOMEのバックアップ方法
さて、目的別におすすめなバックアップ方法を紹介しましたが、NAGATOME自身はどの様にバックアップを行っているかというと…

Microsoft365のOnedriveにバックアップしています!
NAGATOMEは仕事(副業)の都合上Microsoftのドキュメント系のアプリを使うので「Microsoft 365 personal」というプランを契約しています。
その場合、Onedriveに1TBまでデータをアップロードすることが可能で、折角ならと思い使っています。
iPhoneにOnedriveのアプリをインストールしておけば、「写真」にある画像や動画のデータを自動でバックアップすることが可能で、操作画面もわかりやすく利便性は良いです。

モバイルデータ通信ではバックアップを行わないなどの設定も可能です!
ただ、成り行きでクラウドバックアップをしているだけで、そうでなければローカルバックアップで安く済ませていると思います。
まとめ
本記事は「最適なバックアップ方法が分かる観点5つ!iPhoneの画像や動画のバックアップの考え方について解説」について書きました。
iPhoneの画像や動画の最適なバックアップ方法を見つけるために考慮すべき5つの観点についてまとめます。
最適なiPhone画像・動画バックアップ方法の観点5つ
- 1. クラウド or ローカル
- ローカルバックアップ: データを手元の物理ストレージ(外付けHDD、USBメモリなど)に保存する方法
- メリット: インターネット不要、転送速度が速い、完全な自己管理、低コスト
- デメリット: 機器故障・盗難リスク、容量制限、手動管理の手間
- クラウドバックアップ: データをインターネット上のクラウドストレージに保存する方法
- メリット: 物理的災害・故障に強い、どこからでもアクセス可能、容量の柔軟な拡張、自動バックアップ
- デメリット: インターネット必須、転送速度が回線依存、サービス利用料、セキュリティがプロバイダーに依存
- ローカルバックアップ: データを手元の物理ストレージ(外付けHDD、USBメモリなど)に保存する方法
- 2. 容量
- 現在と将来的に必要となるデータ容量を見積もることが重要。過去のデータ増加ペースから将来の必要容量を予測する
- 3. コスト
- 1GBあたりの単価を計算し、費用対効果を比較。一般的にローカルバックアップの方がクラウドよりコストを抑えられる
- 4. 利便性
- バックアップしたデータへのアクセス性(インターネット経由など)、整理・検索のしやすさ、自動バックアップ機能の有無などを考慮
- 5. 安全性
- 大切なデータの流出を防ぐため、信頼できるサービスや製品を選び、データの保護レベルを重視
おすすめのバックアップ方法(観点別)
- コスパ重視: PCや外付けHDD、USBメモリへのローカルバックアップ
- 一度購入すれば追加コストが少ないため、費用を抑えたい人向け
- 利便性・安全性重視: クラウドバックアップ
- データが外部データセンターに保存され、どこからでもアクセスできるため、利便性と安全性を優先する人向け(例: iCloud+, Google Photos, Amazon Photos)
- 両方の良いとこ取り: NAS(Network Attached Storage)の利用。
- 家庭内ネットワークに接続する「共有倉庫」のような装置で、複数のデバイスからのデータ共有、バックアップ、外出先からのアクセスが可能
- メリット: 複数デバイスでのデータ共有、自動バックアップ機能、外出先からのアクセス、容量の効率的利用
- デメリット: 初期設定に専門知識が必要な場合がある、故障リスク、Wi-Fi環境への依存
ここまで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにはどんなバックアップが適していたでしょうか?
画像や動画も大切なデータです。
iPhoneの故障や紛失、盗難などに備える意味でも日頃からバックアップを取得することをおすすめします。
以上、NAGATOMEでした。
256GBモデルですがあまり残容量がありません。