ゲームをプレイする時の音響機器には、ゲーミングヘッドセットをお勧めするNAGATOMEです。

イヤホンやスピーカー、最近だとサウンドバーなど様々な音響機器があります。
ゲーミングヘッドセットもそのうちの一つですが、FPSやTPSにおいては足音や物音、環境音などを聞くのに優れています。

もちろんモノによりますのでおすすめデバイスも紹介していきます。
また、ゲーミングヘッドセットにはマイクが付いているモデルが多いので、ボイスチャットも簡単に実現できるというメリットがあります。

それでは、「【ゲーミングヘッドセットの選び方】有線と無線の違いなど各種機能説明やおすすめゲーミングヘッドセットの紹介【PC | PS5 | Xbox Series X/S】」について書いていきます。
- ゲーミングヘッドセットの機能・特徴
- ゲーミングマウスの選び方の観点
ゲーミングヘッドセットの選び方
ゲーミングヘッドセットのメリット
ゲーミングヘッドセットのメリットは総じて次のものが挙げられます。
- 音から得られる情報の質が高くなる
- 没入感が増す
- ボイスチャットがやりやすい
まず、ゲーミングヘッドセットはノイズの低減やクリアなサウンドを提供するという機能に優れたものが多いです。
FPSやTPSなどのオンライン対戦においては、足音や物音など、音から得られる情報が重要になるため、アドバンテージを得ることができます。
また、ノイズの低減されたクリアなサウンドのため、ゲームへの没入感も増します。
ヘッドセットにマイクが付属しているモデルが多く、特に昨今のものは自分の声がクリアに伝わるため、ボイスチャットをするのに非常に適しています。
イヤホンでもマイク付きのものはありますが、まだまだ少ない印象ですし、ヘッドセットのそれと比較して音質も良いとは言えないです。
もちろんゲーミングヘッドセットもピンからキリまであります。
一概にこの通りであると言い切ることはできませんが、他の音響機器と比較した時にこの様なメリットがあります。
ゲーミングヘッドセットのデメリット
ゲーミングヘッドセットのデメリットは総じて次のものが挙げられます。
- 長時間の使用は疲れる
- 比較的コストがかかる
ノイズの低減やクリアなサウンドが提供される一方、構造上重くなりがちです。
イヤホンと比較するとその差は歴然で、ゲーミングヘッドセットは軽いモデルが多いとは言え、長時間の使用は慣れてないと耳が痛くなったり疲れたりします。
また、どんなゲーミングヘッドセットを購入するかにもよりますが、比較的初期投資は高めです。
音の聞こえ方
冒頭はゲーミングヘッドセットのメリット・デメリットに触れましたが、音の聞こえ方にはそもそもどの様なものがあるのでしょうか。

と言うわけで、皆さんも聞いたことがあるであろうモノラル、ステレオ、サラウンドについて簡単に説明します!
加えて、昨今のゲーミングヘッドセットに採用されているバーチャルサラウンドについても触れておきたいと思います。
モノラル
モノラルは、音源が単一のソース(チャンネルが1つ)です。
なので、音源の再生時に1つ以上のスピーカーがあれば音を聴く事ができます。
例えばスピーカーを2つ用意してモノラル音源を再生したとしても、左右から全く同じ音が出ています。
ステレオ
ステレオは、音源が左右異なるソース(チャンネルが2つ)です。
左右別の音が出ているので、再生する為には2つ以上のスピーカーが必要になります。
楽曲を聴く人は分かると思いますが、左右で異なる音が出ているパートもありますよね。
サラウンド
サラウンドは、立体的な音響の事です。
ステレオが基本的に左右2チャンネルに対して、サラウンドは最低でも前後左右で4つのスピーカーが必要です。
5.1chという言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、あれはメインスピーカー1つ、スピーカー4つ、サブウーファー1つのサラウンドシステムを指します。
この仕組みにより、映像で前から後ろに車が走り抜ければ、前面から後方のスピーカーへ音が移動するなど立体的な音響を楽しむ事ができます。
バーチャルサラウンド
基本的にゲーミングヘッドセットはスピーカーが2つですが、擬似的に立体的に音響が聞こえる様にする仕組み(サラウンドサウンド)です。
昨今のゲーミングヘッドセットに多い機能で、FPSや TPSなどで敵の位置を音で把握する為に有効とされる機能です。
一方で、バーチャルサラウンドだと敵との距離感が掴みづらいなどであえてこの機能を無効にするプレイヤーもいるようです。

本記事ではバーチャルサラウンド論争に触れるつもりはありませんが、個人的には別に有効でも良いかと。
尚、バーチャルサラウンドではなく、実際に複数スピーカーを装備しているゲーミングヘッドセットもあります。
ただ、そのコストは高くなりがちです。
有線ヘッドセット
有線ゲーミングヘッドセットは、言わずもがなPCや家庭用ゲーム機とケーブル(先端がUSBや3.5mmジャック)で接続可能なものを指します。
有線ヘッドセットのメリット
有線ゲーミングヘッドセットのメリットは総じて次のものが挙げられます。
- 無線と比較して音質が良い
- 無線と比較して電池切れの心配なし
- 無線と比較して価格が安い
物理的にケーブルで接続されているため、電波干渉などを受ける可能性がある無線より音質が安定しています。
バッテリーも搭載していないので電池切れの心配もありません。
また、無線と比較して同等のモデルでも価格が安いと言うメリットがあります。
有線ヘッドセットのデメリット
有線ゲーミングヘッドセットのデメリットは総じて次のものが挙げられます。
- ケーブルの長さに限りがあるため、デバイスとの配置を考慮する必要がある
- ケーブルが邪魔
ケーブルには長さの限界があるため、PCや家庭用ゲーム機、またはモニターとの配置を考慮する必要があります。
また、ケーブルが椅子や手に引っかかったりと、邪魔になるケースもあります。

引っかかると結構煩わしいです…
無線ゲーミングヘッドセット
無線ゲーミングヘッドセットは大きく2.4GHzワイヤレス接続と、Bluetoothがあります。
2.4GHzワイヤレス接続だと、接続先デバイスにレシーバーを接続する必要がありますが、Bluetoothだとレシーバーは不要です。
ただ、Bluetoothは接続先デバイス側も対応している必要があるため注意が必要です。
無線ヘッドセットのメリット
無線ゲーミングヘッドセットのメリットは総じて次のものが挙げられます。
- 無線が届く範囲ならPCとの配置を考慮する必要がない
- 有線と比較してケーブルが邪魔にならない
ケーブルが無いため、何かに引っかかることもありませんし、電波の届く範囲であればどこでも使えるといったメリットがあります。
無線ヘッドセットのデメリット
無線ゲーミングヘッドセットのデメリットは総じて次のものが挙げられます。
- 場所によっては電波干渉や遮断が起きる可能性がある
- 電池やバッテリーが必要になる
- 電池やバッテリーが切れると使用できなくなる
干渉や遮断は無線という性質上起こりうることではあります。
ただ、NAGATOMEの経験則から言うとそんな状況になったことが無いため、よほど特殊な環境でない限りは問題ないでしょう。
バッテリー問題については無線である以上仕方ありません。
バッテリー切れが気になる方は、より連続使用可能時間の長いモデルを選ぶといいと思います。
ゲーミングヘッドセットの重量
ゲーミングヘッドセットの重量は、製品を選ぶ時に非常に重要な要素だとNAGATOME個人的には思います。
NAGATOMEが愛用しているLogicool G Pro Xゲーミングヘッドセットは機能や音質に優れますが、320g程度とやや重いです。
基準は300g前後とすればいいと思いますが、より軽い方が疲れにくく、長時間使用できるので良いと思います。

疲れに関してはイヤーパッドなど他の要因もありますので、重量が全てではありません!
ヘッドセットの機能・特徴・部品
形状
ヘッドセットの形状には密閉型と開放型があります。
それぞれ特徴が異なるので説明します。
密閉型
ヘッドセットには振動して音を出すドライバーと、それをカバーしているハウジングという部分があります。
密閉型はその名の通り密閉されたハウジングにより音を外部に漏らさない構造となっています。
これにより重低音の効いた迫力のあるサウンドを体験することができます。
一方で、密閉されている分こもったような音になります。
開放型
開放型はメッシュなどの開放型ハウジングを採用し、発せられる音がハウジングの外にも出るように設計されています。
密閉型と違いハウジング内に音がこもらないので抜けが良く、自然な音の広がりを体験することができます。
一方で、音漏れしやすく、密閉されていない分外部の音も入ってきやすいです。

FPSやTPSをするなら、個人的にはノイズを拾いにくい密閉型がおすすめです!
ドライバーユニット
ドライバーユニットとはヘッドセットの音を出すスピーカー部分のことです。
駆動方式やスピーカーのサイズ、マグネットの材質などいくつかポイントがあるので紹介します。
駆動方式
駆動方式とはドライバーユニットが音を出す時の仕組みのことを指します。
ヘッドセットの駆動方式には「コンデンサー型」、「ダイナミック型」、「バランスド・アーマチュア型」と言ったものがあります。
コンデンサー型は繊細な音質で、高い周波数を出せると言う特徴があります。
ダイナミック型は力のある重低音に優れており、ヘッドセットやイヤホンに幅広く採用されているスタンダードな駆動方式です。
バランスド・アーマチュア型はクリアではっきりした音質ですが、ヘッドセットにはあまり採用されていない駆動方式です。
ドライバー口径
ヘッドセットの仕様にドライバー50mmなどの記載があると思います。
ドライバーユニットの振動板にあたる部分で、ヘッドセットの場合、大きいほど音質が上がるという特徴があります。
口径が小さいと高音が鳴りやすく、大きいほど低音が鳴りやすいです。
マグネット材質
磁気回路で使用される永久磁石の性能が良いほど、音質が向上すると言われています。
一般的にはフェライト磁石やコバルト磁石と言ったものが使われているようですが…

正味どんな永久磁石が性能がいいかなんて調べないと分かんないですよね〜
ちなみにNAGATOME愛用のLogicool G Pro X ゲーミングヘッドセットはネオジウムを採用している模様。
良いのか悪いのかは不明(笑)
イヤーパッド
イヤーパッドは耳と密着することで周囲の音を遮断するとともに、ノイズ低減の効果があります。
イヤーパッドと耳の間に隙間があると、低音の音圧に変化が生じ音質に影響を及ぼすため、結構重要なパーツになります。
多くのメーカーがメッシュタイプか合成皮革を採用しています。
メッシュだと軽くて通気性も良いため、蒸れにくいですが周囲の音を遮断するのには優れません。
一方で合成皮革だと耳に密着し、周囲の音も遮断するため音質については優れますが、比較的重く蒸れやすいです。
マイク
ほとんどのゲーミングヘッドセットにはボイスチャット用のマイクが一体で付属しています。
製品によりますが非常にクリアな音声で伝わるものもあるので、フレンドとプレイするなら必須のアイテムだと思います。
マイクは別途購入でももちろんOKですが、ゲーミングヘッドセットの場合、常に口と一定の距離にあるため、据え置きマイクのようにいちいち口を近づける必要もありません。
オーディオコントローラー
有線ゲーミングヘッドセットの話になりますが、ケーブルの途中についているダイヤルやミュートボタンが付いた装置の事です。
ダイヤルを回すだけで音量を調整できるため、あるとかなり便利です。

素早く音量調整ができるので、周囲に人がいる時や荷物が届いた時に便利です笑
また、製品によりますが基本マイクも素早くミュートできるので、その点も良いですね。
インピーダンス
「Ω(オーム)」と言う単位で表されているのでなんとなくピンと来た人もいるのではないでしょうか。
その通り、インピーダンスはヘッドセットの電気抵抗の大きさを示したものになります。
こちらの数値が大きくなればノイズが少なく、クリアな音質になるそうです。
それは電気抵抗が大きくなるほど、電流が流れにくくなり、小さな雑音がカットされると言う理論です。
一方で高ければ良いと言うわけではなく、その分音量が小さくなってしまうため、結局ノイズが発生してしまうくらいに音量を上げないといけないようです。
反対に、数値が低いと大きい音がでますが、クリアじゃない(歪みのある)音質となります。
高インピーダンスで40〜50Ω、低インピーダンスで40Ω未満がおおよその基準となります。
周波数特性
周波数特性はヘッドセットが出力可能な周波数の範囲を表したものです。
こちらは数値が大きい小さいというより、その範囲ので良し悪しが決まります。
何の範囲かと言うと、分かった人も多いかと思いますが、人間に聞こえる周波数の範囲になります。
一般的に人間の知覚できる周波数の範囲が低い音で20Hz、高い音で20kHz(=20,000Hz)なので、その範囲がカバーできているゲーミングヘッドセットであれば問題ないでしょう。
ただ、製品によっては付属のマイクの周波数特性を記載している場合もあるので、注意が必要です。

明確に区別するために、ヘッドホン周波数特性やスピーカー周波数特性と記載されている場合もあります。
感度
感度、とありますが要はボリュームの事です。
単位はdB(デシベル)で、数値が大きいほどヘッドセットの出力が大きい=ボリュームの大きい音になります。
ソフトウェアでの制御
それなりに性能の良いゲーミングヘッドセットは、専用のソフトウェアによって制御することができます。
例えば、バーチャルサラウンドにおいて、各方向の音量を調整したり、特定の帯域の音声を強調させたりと製品によって様々です。

細かい設定を行う事で、後方の音を強調したり、FSPやTPSにおいては足音や銃声を強調するなどアドバンテージを生み出すことができます。
ゲーミングアンプとの組み合わせ
特定の帯域の音声を強調させたり、ノイズをできるだけ除去したりといった制御はゲーミングヘッドセットだけでは限界があります。
それらをさらに細かく制御するのであればゲーミングアンプは必須です。
ゲーミングアンプはPCや家庭用ゲーム機に接続する事で、バーチャルサラウンドやイコライザー機能によって、有線接続したイヤホンやヘッドセットなどの音質を向上させ、より聴きやすくするゲーミングデバイスです。
興味がある方は、以下の記事もあわせて読んでみてください!
各種メーカー
ゲーミングヘッドセットというかゲーミングデバイス関連のメーカーはたくさんあります。
次に挙げるものが全てではないですが、NAGATOMEの独断と偏見でメジャーだと思しきメーカーを列挙します。
Logicool
NAGATOME的には一番メジャーなメーカーだと思っています。
初心者〜上級者向けに様々なゲーミングデバイスのラインナップがある印象です。
因みにNAGATOMEの愛用ゲーミングヘッドセットもこちらのメーカーのもの。
Razer
こちらもかなりメジャーなメーカー。
昔有線ゲーミングマウスをRazerで購入しましたが、しっかりとした作りでした。
SteelSeries
個人的に好きなメーカー。
ゲーミングアンプやゲーミングキーボード(言わずと知れたApexPro)はこちらのメーカーのものを愛用しています。
マウスやヘッドセットにも興味あり!
ASUS
PCから周辺機器まで手広くやっているメジャーなメーカー。
NAGATOMEは本メーカーのモニター(MOBIUZシリーズ)を愛用しています。
ROG(Republic of Gamers)というブランドがあり、ゲーミングデバイスも様々なラインナップがあります。
CORSAIR
Youtubeの方でリスナーさんが使っているとのことで知ったメーカーです。
良さげなゲーミングデバイスを結構出しているので、ちょっと気になっています。
HyperX
Amazonでみかけて本記事にも画像を掲載している肉抜き軽量ゲーミングマウスを購入しました。
その他ゲーミングデバイスも扱っており、比較的最近見かけるようになったメーカーな気がします。
コスパが良いイメージのメーカーです。
おすすめのゲーミングヘッドセット
G PRO X
LogicoolのG PRO Xは音質が良く、低反発合成皮革のイヤーパッドのノイズキャンセリング効果と併せてゲームプレイ中の没入感が大幅に増すゲーミングヘッドセットです。

シックなデザインで高級感があり、ほかのヘッドセットとはひと味違う雰囲気を漂わせています。

ロジクールと言えば、青に黒を基調としたイメージがありますが、ハウジングの部分はちょっと青みがかったシルバーでいつもと違う印象。

Logicoolとしても高級路線であることを表しているのか…
真相は分かりませんが、ほかのラインナップと差別化しているようにも感じ取れます。
スチールとアルミで構成されるフォーク、ヘッドバンドは頑丈で耐久性のある作りとなっています。

NAGATOMEが以前に使用していたG433ゲーミングヘッドセットは数年使用するとヘッドバンドの部分が開いてきました。
しかし、G Pro Xヘッドセットの構成ならより長く使うことができると期待しています!
NAGATOMEはFPSをよくやりますが、7.1chの立体的なサウンドにより、敵の足音など上下左右後方までよく聞き取れます。
これによりFPSにおいてスピーカーやイヤホンよりも優位に立ち回ることができます。
最も、足音だけがよく聞き取れるなど特定の音域が聞き取りやすいといった事はなく、全体的に均一、フラットな印象を受けました。
音質についてはG433ゲーミングヘッドセットと比べた場合に、よりクリアで聞き取りやすいと感じました。
低反発合成皮革のイヤーパッドによって周囲の音が入ってこない為、ゲームのサウンドに集中する事ができます。
まるで自分がゲームの世界にいるみたいだ!
などと大それたことは言いませんが、G433ゲーミングヘッドセットのメッシュイヤーパッドと比較し、ノイズキャンセリングが効いていて集中できました。
重量は330gで長時間使用しているとやや疲労しますが、比較的軽量なゲーミングヘッドセットだと思います。

臨場感のあるゲーム体験をするなら、こだわりのあるG Pro Xゲーミングヘッドセッドを使用してみるのはいかがでしょうか。

まとめ
本記事は「【ゲーミングヘッドセットの選び方】有線と無線の違いなど各種機能説明やおすすめゲーミングヘッドセットの紹介【PC | PS5 | Xbox Series X/S】」について書きました。
この記事をご覧頂いた人が少しでも良いゲーミングヘッドセットに出会えることを願っています!
以上、NAGATOMEでした。
特にFPSやTPSで敵の位置を音で探ったり、長時間の使用に向いています。