古くてBluetooth機能が付いていないミニコンポでも、簡単にBluetooth通信で音楽が聴けるようになるデバイスを買ったNAGATOMEです。
自宅にちょっと古いモデルでBluetooth機能のないミニコンポなどがあれば捨てるのはちょっと待ってください!
ELECOMから販売されているLBT-AVWAR51XBKという製品を使えば、Bluetooth機能のないミニコンポでも信号を受信できるようになります。
設置も電源とコンポの入力ジャックに接続するだけと非常に簡単です。
スペックや音質についても気になる方がいると思うので、本記事ではそれらについて紹介していきたいと思います。
それでは、「【ELECOM LBT-AVWAR51XBKレビュー】古いミニコンポをBluetooth化する方法」について書いていきます。
- Bluetooth非対応ミニコンポなどを対応させる
- 設置・接続が簡単
- NFCでの接続も可能
- 最大8台まで登録可能
- 音質はそこそこ
- 価格が手頃
- ノイズが激しいトラブル発生
ELECOM LBT-AVWAR51XBKの諸元・外観
まず、LBT-AVWAR51XBKの諸元は以下のとおりです。
通信方式 | Bluetooth 標準規格 version5.0 |
最大通信距離 | 見通し 約20m |
使用周波数帯域 | 2.4GHz |
変調方式 | FHSS |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP |
A2DP対応コーデック | SSB、AAC |
最大登録可能台数 | 8台 |
外形寸法(W×D×H) | 約60×約17×約60mm |
質量 | 32g |
動作環境 | 5〜35℃/20〜80%RH |
続いて、LBT-AVWAR51XBKの外観について紹介します。
正面、背面、天面、底面は以下の通りです。
諸元表にも記載のとおり、サイズは小さいので設置はしやすいです。
ただし、電源と常に接続しておく必要があるため、ACアダプターのコードが届く範囲に限定されます。
背面へは2本コードを接続することになるので、バラバラして気になるという方はまとめたり、ガイドさせて整えると良いでしょう。
ELECOM LBT-AVWAR51XBKの同梱品
LBT-AVWAR51XBKの同梱品は以下の通りです。
- LBT-AVWAR51XBK本体
- ACアダプタ
- RCA変換ケーブル
- オーディオケーブル
ELECOM LBT-AVWAR51XBKレビュー
Bluetooth非対応ミニコンポなどを対応させる
言わずもがなこのデバイスの機能ですが、本製品を設置することでBluetooth非対応ミニコンポなどがBluetooth信号を受信できるようになります。
わざわざBluetooth対応のミニコンポに買い替える必要がありません。
対応しているBluetoothプロファイルはA2DPで、音楽データをやり取りするプロファイルとなっています。
本体のパッケージにも明記されていますが、スピーカーを通して通話できるような機能はありません。
例えばスマホの音楽をBluetooth通信を介して本デバイスが受信→ミニコンポなどから出力するのみのイメージで問題ないかと思います。
A2DPのコーデックはSBC / AACとなっています。
コーデック | 開発元 | サンプリング 周波数 | 量子化 ビット数 | 最大 ビットレート |
---|---|---|---|---|
SBC | – (標準) | 48kHz | 16bit | 345kbps |
AAC | Apple | 48kHz | 16bit | 非公表 |
この様に複数コーデックに対応している場合、最も高音質なコーデックで自動接続される様になっています。
設置・接続が簡単
設置はめちゃくちゃ簡単です!
まず、LBT-AVWAR51XBK本体背面にACアダプタ(microusb)とオーディオケーブルを接続します。
因みに我が家のミニコンポはVictorの「CA-EXA3」です。
次にACアダプターを電源に接続し、オーディオケーブルをミニコンポに接続します。
オーディオケーブルをミニコンポに接続する際、必要であればRCA(アナログオーディオ端子)変換ケーブルを使うと良いでしょう。
とある原因からNAGATOMEはRCA変換ケーブルは使用しませんでした。詳細は後述します。
参考までに、NAGATOMEが設置した際にはこの通りになりました。
ここまでできたら、次にミニコンポ側の入力の切り替えを行います。
NAGATOMEは上の画像の通り、「LINE1」の入力端子にオーディオケーブルを挿したので、入力を「LINE1」に切り替えました。
最後に、スマホ、もしくはBluetooth接続可能なデバイス(PCなど)とLBT-AVWAR51XBKをBluetoothで接続します。
NAGATOMEはiPhoneを使っているので、こちらも参考までに手順を説明します。
iPhoneの設定画面もしくはコントロールセンターからBluetoothをタップし、「AVWAR501」と接続します。
スマホとLBT-AVWAR51XBKがBluetoothで接続できれば、LBT-AVWAR51XBK本体のランプが白点滅→白点灯に変わります。
以上!
これでスマホの音声をLBT-AVWAR51XBKがBluetoothで受信し、ミニコンポから音声や音楽が聞こえるようになります!
NFCでの接続も可
NFC(Near Field Communication)の近距離無線通信で、NFC対応のスマホであれば本体上部にスマホをかざすだけで接続できます。
ただ、iPhoneユーザーには残念なお知らせです。
iPhoneもNFCチップが内蔵されてはいるものの、Bluetoothのペアリングを行う機能は利用できないようです。
NAGATOMEもダメ元でLBT-AVWAR51XBKへかざしてみましたが、全く反応することはありませんでした(iPhone 11 Pro / iOS 17.4.1)。
最大8台まで登録可能
最大8台まで登録可能で、多くの機器と接続する事ができます。
ただし、登録だけであって「同時接続」では無いようです。
我が家にはそれぞれNAGATOMEと妻のiPhoneがあり、iPadが1台の計3台があります。
全てのデバイスがBT-AVWAR51XBKを登録できましたが、接続はどうも1対1になるようです。
つまり、NAGATOME家のケースで言うとNAGATOMEのiPhoneをBT-AVWAR51XBKと接続している状態でiPadから音楽を流したいとなった場合、まずNAGATOMEのiPhoneの接続を解除する必要があります。
その後、iPadをBT-AVWAR51XBKと接続し、ここで初めてiPadの音楽がミニコンポのスピーカーから聞こえるようになります。
違うデバイスからBT-AVWARR51XBK経由で音楽を流そうと思ったときに、毎回「接続の解除→接続」が必要で、これが意外と煩わしいです。
NAGATOMEが誤った使い方をしているのかもしれませんが、おそらくこの通りだと思います。
音質はそこそこ
先述した通り、BluetoothプロファイルはA2DPでコーデックはSBC / AACなのでそこそこ高音質で音声や音楽を楽しむ事ができます。
高音質を楽しむのであればA2DPは欠かせません。
価格が手頃
価格は手頃で数千円で手に入ります(2024年5月時点)。
持っているミニコンポがBluetoothに対応していないけどまだ全然使えるということであれば、わざわざ新品に買い替える必要もありませんね。
ただ、LBT-AVWAR51XBKはほとんどのミニコンポで使えるとは思いますが、必要な入力端子がないなどのケースも製品によってはあるかもしれません。
オーディオケーブルまたはRCA端子が挿せるかどうかは事前によく確認ください。
ノイズが激しいトラブル発生
本製品を使用するにあたり、1件だけトラブルが発生しました。
正しく設置したにも関わらず、ノイズが激しくてとても聞いていられないという問題です。
NAGATOMEは当初、ミニコンポとLBT-AVWAR51XBKの接続に、オーディオケーブルとRCA変換ケーブルを使っていました。
ただ、音楽を流していない状態でもノイズが激しく、音楽もとても聴ける状態ではありませんでした。
そこで問題の調査、切り分けをしたところ、まず同梱されていたオーディオケーブルに問題があることが分かりました。
家に転がっていたヘッドセット用のオーディオケーブルに交換し、RCA変換ケーブルで接続したところ、ノイズは大幅に低減されました。
しかし、やっぱり気になる程度のノイズはまだしている状態だったのです。
そこで、RCA変換ケーブルを外し、ヘッドセット用のオーディオケーブルで[ミニコンポ]↔[オーディオケーブル(ヘッドセット用)]↔[LBT-AVWAR51XBK]としたところノイズが消え綺麗に音声や音楽が聞こえるようになりました。
原因はあくまで推測になりますが、オーディオケーブルケーブルに断線などの初期不良の問題があった、もしくはコンポとの相性が悪かった(2極のケーブルだったのでそれも問題あり?)可能性が考えられます。
同様の製品も各種メーカーからでている
今回、利用の用途や仕様がELECOMのLBT-AVWAR51XBKにマッチしていたことと、ELECOMも信頼のおけるメーカーであることから選びましたが、他のメーカーからも同様の製品は結構でています。
個人的にはAnkerも好きで、Anker Soundsync Bluetoothレシーバーも候補として考えました。
2台同時接続接続可能で、A2DPプロファイルにも対応しているのでこれもいいなと思いましたが、充電が必要そうだったのでLBT-AVWAR51XBKにしました。
ただ、今考えれば常時電源接続で設置しておけば用途にあった使い方ができたのでは?と思ったり…まあいいや(笑)
ELECOM LBT-AVWAR51XBKをおすすめする人
Bluetooth機能がないからと言って古いミニコンポの買い替えを検討している人にはおすすめする製品です。
A2DPプロファイルでそれなりに高音質で楽しめますし、Bluetooth接続可能なデバイスかつプロファイルに対応していればスマホだけでなくPCでもその他デバイスでもOKなので、様々な使い方ができると思います。
まとめ
本記事は「【ELECOM LBT-AVWAR51XBKレビュー】古いミニコンポをBluetooth化する方法」について書きました。
古いミニコンポもまだまだ使えるのであれば捨てるのは勿体無いので、本デバイスでBluetooth化してみてはいかがでしょうか!
- Bluetooth非対応ミニコンポなどを対応させる
- 設置・接続が簡単
- NFCでの接続も可能
- 最大8台まで登録可能
- 音質はそこそこ
- 価格が手頃
- ノイズが激しいトラブル発生
以上、NAGATOMEでした。
設置してつなぐだけなので、誰でも簡単に設置できます!