これからはどんどんAIを活用していこうと思っているNAGATOMEです。
AIの活用でさらにPC利用が便利になります!
今回、『ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus』をASUS JAPAN株式会社様からご提供いただきました。
過去の記事でも紹介していますが、「Chromebook Plus」は従来のChromebookよりもハードウェアの性能が高いことを示しています。
更に、ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusには、CPUにIntel® Core Ultra 5が採用されており、NPU(Neural Processing Unit)と呼ばれるAI処理に特化したエンジンが搭載されています。
CX54のAI機能については後ほど紹介します!
NAGATOMEも業務で文書やプログラム作成で活用していますが、AIの機能が存分に発揮できるPCはありがたいですね!
まずは、NAGATOMEが実際に使ってみて、こんな人におすすめできると思った点を紹介します。
✅AI機能を活用したい人
✅元々Chromebookを使っていた人
✅映像にこだわりがある人
✅バッテリーを気にせず使いたい人
✅ノートPCにパフォーマンスを求める人
✅信頼のあるメーカーの製品が欲しい人
「【ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus(CX5403) レビュー】AIと余裕のあるリソースで仕事も学習も効率アップ! ユーザーのパフォーマンスを上げるASUSのノートPC」について書いていきます。
- AIが活用できる
- ハードウェアの性能が高い
- 指紋認証可能
- 映像が綺麗
- 持ち運びに適している(堅牢性も高い)
- バッテリーが長持ち
- セキュリティソフト不要
- 本体ストレージが128GBと少なめ
- 一部Chromebookならではの弱み
Chromebook Plusとは
Chromebookとの違い
そもそもChromebook Plusとは、通常のChromebookと比較して何が異なるのでしょうか。
簡単にまとめると、次の通りです!
・一定のスペックがある
・価格が高額
Chromebook Plusの仕様
Chromebook Plusのノートパソコンでは以下のハードウェア仕様が保証されています。
・CPU:Intel Core i3 Gen12以降、AMD Ryzen 3 7000シリーズ以降
・メモリ:8GB以上
・ストレージ:128GB以上
・ディスプレイ:フルHD IPS(1920✕1080)以上
・カメラ:1080p以上かつノイズ低減機能内蔵
結局なにがChromebookより優れているのか
Chromebookは「安価で低スペックだけど、クラウドサービスの利用が前提になるので、それなりに快適に使える」でした。
一方で、Chromebook Plusは高価ですがCPUやメモリなど、性能面が優れています。
これにより、動画視聴やゲームに加え、画像編集やビデオ通話といった比較的負荷の高い作業も快適になります。
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusの諸元・外観
まず、ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusの諸元は以下の通りとなっています。
項目 | ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus(CX5403) |
---|---|
OS | Chrome OS |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 115U |
メモリ | 16GB |
ディスプレイ | 14.0型ワイドTFTカラー液晶 (ノングレア) |
解像度 | 2,560×1,600ドット (120Hz) |
タッチパネル | 搭載 |
記憶装置 | SSD/128GB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
インターフェース | HDMI×1、Type-C×2、Thunderbolt 4 (Type-C/Power Delivery対応) ×2、USB3.2 (Type-A/Gen2) ×2、microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵(2W×2) |
マイク | アレイマイク内蔵 |
カメラ | 829万画素Webカメラ内蔵 (プライバシーシャッター付) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E) |
Bluetooth | Bluetooth® 5.3 |
バッテリー駆動時間 | 約12.1時間 |
バッテリー充電時間 | 約2.3時間 |
消費電力 | 最大約45W |
サイズ | 幅313.7mm×奥行き222.8mm×高さ16.9mm |
重量 | 約1.4kg |
保証期間 | 本体:購入日より12ヶ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヶ月間のASUSのあんしん保証 (日本国内保証・要登録) バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヶ月間の日本国内保証 |
続いて、ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusの外観について紹介します。
まず、見た目は非常にシンプルで、個性こそありませんが無駄がなく洗練されたデザインと言えます。
厚みは1.6cmとノートPCとしては薄型で、鞄やリュックに入れて持ち運びやすいです。
14型なので、画面もそれなりに大きく13型と15型のいいとこ取りと言った印象です。
Webカメラは一般的なノートPCと同じく、ディスプレイ中央上部に配置しており、プライバシーシャッターも付いています。
本体側面にはポートも充実しており、様々な外部機器と接続する事ができます。
キーボードの打鍵感はしっかりしており、打ちにくさやクセもなく扱いやすいです。
キーボードにはバックライトがあり、手元が暗い場所でも問題なくキーを認識することができます。
指紋認証をするためのセンサーもあるので、設定すれば生体認証が可能になります。
毎回パスワードやPINを打つのが面倒な人は指紋認証が楽です!
USB-CやHDMIポートでマルチディスプレイも可能なので、ビジネスシーンでも活用できます。
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusの同梱品
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusの同梱品は以下の通りです。
- ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus本体
- ACアダプター
- 製品マニュアル
- 製品保証書
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusのレビュー
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusのメリット
AIが活用できる
Chromebook PlusにはAI機能が搭載されています。
・文書読解サポート
・文書作成サポート
・リアルタイム翻訳
・ビデオ通話の品質向上
冒頭で書いた通りASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusは、CPUにIntel® Core Ultra 5が採用されており、NPU(Neural Processing Unit)と呼ばれるAI処理に特化したエンジンが搭載されています。
AI機能を活用するならこれからはNPU搭載PCか!?
今回、試しに『文書作成サポート』と『ビデオ通話アプリ』を使ってみました。
まず、文書作成サポートですがメールなどの下書きで右クリックすることで以下のような画面がでてくるので、[使ってみる]をクリックし有効にすることができます。
年末も近いので、「年末の挨拶の文書を書く」と入力したところ、結構丁寧に文書を作成してくれました。
一方で、試用運転版ということもあるためか、手直しが結構必要な文書を返してくることもありました。
邪なことに使わず、自分の言葉で言いなさいという事かもしれませんね…
次にビデオ通話に関してですが、結論から言うと映像も音声もクリアで驚きました!
ビデオ通話はASUS ExpertBook CX54 Chromebook PlusとiPhone 16間で試しています。
まずこちらiPhone16側の画面なのですが、通話相手の映像(CX54側)が明るくはっきりとしており、綺麗に映っています。
※こちらの画像は圧縮がかかっているので劣化しています
AI機能で照明や明るさなどが自動的に調整されるようで、ボヤボヤっとした映像ではなくクリアではっきりとしたものが映っていました。
また、音声もAI機能による高品質マイクシミュレーションでクリアに聞こえ、ノイズなどの余計な音が抑えられていました。
今回はGoogle Meetを使いましたが、どのビデオ通話アプリでもAIの恩恵を受けられるそうです。
現在、他にもAIを使った機能がありますが、これら以外にも今後機能が追加されていくみたいなので期待は大きいですね!
他にも、端末自体の機能ではありませんが、標準でインストールされているGeminiのアプリケーションと、画像から指定したオブジェクトを削除できる消しゴムマジックを使ってみました。
Gemini
まず、Geminiのアプリケーションですが、文書作成をサポートしてくれたり、サンプルプログラムを教えてくれたりと、学習、ビジネスシーンで大いに活用できます。
オフラインで使えるか検証してみましたが、やっぱりインターネットは必要の様です。
消しゴムマジック
消しゴムマジックで試しにフリー素材の写真から人を消してみました。
Google フォトから加工したい写真を選択し、『消しゴムマジック』を使うことで人物などを画像から消すことができます。
因みに、以前レビューしたChromebook Plusではうまく消すことができなかったので、今回はリベンジです!
前回のものはやり方も含め以下の記事に書いています!
今回はこちらの写真を選びました。
消したい対象を囲み、削除すると…
この通り結構綺麗に人物を消すことができました!
影を残してしまったので不自然になっていますが、背景は綺麗に処理されていますね!
ハードウェアの性能が高い
今回お借りしたASUS ExpertBook CX54 Chromebook PlusはCPUだけでなく、メモリも16GBとハードウェアの性能が充実しています。
通常のChromebookは省リソースながらも軽快に動いてくれる点が良かったですが、動きがもっさりするときもしばしばあります。
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusは充実した物理リソースにより、爆速ながらも余裕のある動作のように見受けられました。
ビデオ通話を試した時にCPUの消費を見る確認したところ、20〜25%となっており、ファンもブンブン回る事がなく静かで快適でした!
大体のノートPCはビデオ通話するとファンがブンブン回ってうるさいです
指紋認証可能
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusは指紋認証が可能です。
指紋認証を利用するのは数ステップで済むので、安全性と利便性を考えるのであれば、生体認証を有効にしておくことをおすすめします。
映像が綺麗
諸元表にも記載しましたが、ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusの解像度はWQXGA(2,560×1,600)ドットと高精細な映像を表現できます。
更に、リフレッシュレートも120Hzとヌルヌルとした滑らかな映像を楽しむことができます。
持ち運びに適している(堅牢性も高い)
本体は1.4kgと1kgを超えますが、大きさの割に軽量に作られています。
また、堅牢性が高く米国の軍事物資調達規格であるMIL規格(MIL-STD-810H)を満たしています。
「日常で起こり得るほとんどの事象に耐えることができます。」との事なので、普通に使う分には壊れにくいと思います。
バッテリーが長持ち
バッテリーは公称で約12.1時間と、ノートPCにしては長持ちします。
今回は体感になりますが、実際に使ってみて負荷の低い作業(ドキュメント作成など)だと公証に近い時間持つという印象でした。
ビデオ通話など負荷の高い処理だとその分バッテリーの減り早くなると思われます。
バッテリーを気にしながら使うのは割とストレスなので、長持ちしてくれるのは本当にありがたいです。
セキュリティソフト不要
クロームブック全般、ウイルスバスターなどのウイルス対策ソフトをインストールする必要がありません。
組み込みのウイルス対策機能が実装されているため、市販のウイルス対策ソフトをインストールは不要です。
ウイルスソフトも最近はサブスク主流だからこれは助かる…!!!
また、アップデートも自動的に行われるため、セキュリティの通知が来たら再起動するだけです。
Windows OSの用にフューチャーアップデートだとしばらくの間待たなければいけませんが、クロームブックのアップデートはすぐに完了します。
そして再起動も早い!
ほかにもサンドボックス化、確認付きブート、セキュリティチップの搭載、パワーウォッシュといった特徴があるのでセキュリティは強固です。
特徴 | 内容 |
---|---|
サンドボックス化 | 各アプリケーションやブラウザのタブが個別の環境で動作します。そのため、仮に一致部のソフトウェアがマルウェアに感染しても、他のアプリケーションに影響を与えません。 |
確認付きブート | 起動時にシステムが改ざんされていないかチェックし、改ざんや破損が確認された場合は自己修復機能によりOSが新品同様の状態に復帰します。 |
セキュリティチップの搭載 | クロームブックは全機種セキュリティチップが搭載されており、データを暗号化して漏洩を防ぎます。もちろん、ASUS Chromebook CM30 Detachableもその通りです。 |
パワーウォッシュ | クリティカルな問題が発生しても、簡単な方法で工場出荷状態に戻せる機能です。 |
本体が安いだけでなく、ほぼユーザーが気にすることなく、かつ無償で強固なセキュリティが担保されているのです!
一方、業務で利用するシーンを考えたとき、IT管理者としてはEDRやEPPといったマルウェア対策ソフトを導入したいと思うのが一般的かと思います。
一方で、私自身もChromebookの導入実績はありませんし、メーカー側(というかGoogle?)もその点何を推奨しているのか知りたいところです。
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusのデメリット
本体ストレージが128GBと少なめ
Chromebook自体クラウドサービスの利用を前提にしている製品だと思っています。
なので、そこまでストレージの容量が大きくなくても、データはクラウドに上げたらいいでしょ!という理屈もわかります。
とは言え、仕事などで使っているとローカルでゴリゴリファイルを編集したかったり、クラウドで共有されているファイルは編集したくないということもあるでしょう。
128GBの容量だとシステム領域にも使われる領域があるため、100GBも使えません。
ローカルでファイルを触りたい人にとっては比較的早く消費する容量だと思います。
また、クラウドストレージも無料の枠があるとは言え、一定の容量を超えると課金が必要になります。
それらの点を考えると、256GB程度のストレージ容量があってくれた方がNAGATOME的には精神的に安定します笑
この辺りも好みなので、128GBだからといって問題が起きることはありません。
しかし、ハードウェア仕様がパワフルなChromebook Plusであるからこそ、気持ちもう少し容量があればと思いました。
一部Chromebook固有のデメリット
以前の記事でChromebookには次のようなデメリットがあることに触れました。
・高い処理が要求されることは向いていない
・対応するアプリケーションが限られる
・周辺機器の利用が限定されるケースがある
・インターネット環境ほぼ必須
その点、ASUS Chromebook Plus CM34 Flipはハードウェアの性能が高いので、「高い処理が要求されることは向いていない」と「インターネット環境ほぼ必須」という点には当てはまりません。
一方で、Chrome OSということで以下の点については当てはまります。
対応するアプリケーションが限られる
ベースがLinuxという事でWindowsやMacほど幅広いアプリケーションに対応していません。
Chrome OSのベースはAndroidと同様のものになっているため、基本的にAndroidスマホで使えるようなアプリケーションは起動できます。
ただし、OS側またはアプリケーション側に問題があり、スムーズに動作しないものもあります。
また、必ずしもAndriodアプリケーションを使えるとは限らないのでその点も注意が必要です。
周辺機器の利用が限定されるケースがある
クロームブックのベースとなるOS、LinuxでもUSB標準ドライバは利用可能なので、原則USBデバイスを接続することは可能です。
Bluetoothによる周辺機器接続も基本はできるよ!
ただし、デバイスドライバは周辺機器を接続してOS側から利用できるようにするところまでが役目です。
その上で、その機能を利用するソフトウェアがないと意味がありません。
例えば、光学ドライブ。
接続して光学ドライブに入れたディスクのファイルにアクセスすることはできるでしょうが、それを再生するためのソフトウェアがなければコンテンツを再生することができません。
といった部分もあるので、結局はアプリケーションが限られている、というところに帰着します。
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusをおすすめする人
ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plusはこんな人におすすめです!
✅AI機能を活用したい人
✅元々Chromebookを使っていた人
✅映像にこだわりがある人
✅バッテリーを気にせず使いたい人
✅ノートPCにパフォーマンスを求める人
✅信頼のあるメーカーの製品が欲しい人
今後どんどんAIでできることが増えていくと思われるので、AIを活用している人や今後そうしたい人にはおすすめしたい高性能ノートPCです。
もちろんハードウェア性能が高いのでサクサク動作しますよ!
まとめ
本記事は「【ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus(CX5403) レビュー】AIと余裕のあるリソースで仕事も学習も効率アップ! ユーザーのパフォーマンスを上げるASUSのノートPC」について書きました。
AIの活用は作業効率を上げたり、アプリケーションの品質を向上させたりと今後も加速度的に進化を続けていくと思います。
また、Chromebook PlusのようにAI機能が搭載されたノートPCが普及し、誰もが活用する時代が来るはずです。
Googleも今後AI機能を増やしていくと言っているので、期待は大きいですね!
・文書読解サポート
・文書作成サポート
・リアルタイム翻訳
・ビデオ通話の品質向上
以上、NAGATOMEでした!
- AIが活用できる
- ハードウェアの性能が高い
- 指紋認証可能
- 映像が綺麗
- 持ち運びに適している(堅牢性も高い)
- バッテリーが長持ち
- セキュリティソフト不要
- 本体ストレージが128GBと少なめ
- 一部Chromebookならではの弱み
本記事はASUS JAPAN株式会社様から商品を提供頂き、レビューしています。