Chromebook Plusの存在を最近知ったNAGATOMEです。

今回、『ASUS Chromebook Plus CX34』をASUS JAPAN株式会社様からご提供いただきました。
名前に「Chromebook Plus」とありますが、これは従来のChromebookとは異なり、ハードウェアの性能が一定以上満たすものになります。
詳細については後述していますが、学習のみならず、ビジネスシーンにおいてもストレスなく使えるスペックになっています。
また、AI機能も搭載されており、そちらの機能についても触れていきたいと思います。
まずは、NAGATOMEが実際に使ってみて、こんな人におすすめできると思った点を紹介します。
✅元々Chromebookを使っていた人
✅コスパが良い&ストレス無くノートPCを使いたい人
✅仕事などで一定のパフォーマンスを要求する人
✅信頼のあるメーカーの製品が欲しい人
「【ASUS Chromebook Plus CX34 レビュー】学習やビジネスシーンにおすすめする高性能ノートPC」について書いていきます。

- ハードウェアの性能が高いのでビジネスシーンでも使える
- コスパが良い
- バッテリーもそれなりに長持ち
- AI機能が搭載されている
- セキュリティソフト不要
- 本体ストレージが128GBと少なめ
- 持ち運びには若干重め
- 一部Chromebookならではの弱み
Chromebook Plusとは
Chromebookとの違い
そもそもChromebook Plusとは、通常のChromebookと比較して何が異なるのでしょうか。

簡単にまとめると、次の通りです!
・ハードウェアのパフォーマンスが高い
・価格が高額
Chromebook Plusの仕様
Chromebook Plusのノートパソコンでは以下のハードウェア仕様が保証されています。
・CPU:Intel Core i3 Gen12以降、AMD Ryzen 3 7000シリーズ以降
・メモリ:8GB以上
・ストレージ:128GB以上
・ディスプレイ:フルHD IPS(1920✕1080)以上
・カメラ:1080p以上かつノイズ低減機能内蔵
結局なにがChromebookより優れているのか
Chromebookは「安価で低スペックだけど、クラウドサービスの利用が前提になるので、それなりに快適に使える」でした。
一方で、Chromebook Plusは高価ですがCPUやメモリなど、性能面が優れています。
これにより、動画視聴やゲームに加え、画像編集やビデオ通話といった比較的負荷の高い作業も快適になります。
ASUS Chromebook Plus CX34の諸元・外観
まず、ASUS Chromebook Plus CX34の諸元は以下の通りとなっています。
項目 | ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402CBA) |
---|---|
OS | Chrome OS |
CPU | インテル® Core™ i3-1215U プロセッサー |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ | 14.0型ワイドTFTカラー液晶 (ノングレア) |
解像度 | 1,920×1,080ドット (60Hz) |
タッチパネル | 搭載 |
記憶装置 | UFS/128GB |
インターフェース | HDMI×1、 USB3.2 (Type-C/Gen1) ※6 ×2、USB3.2 (Type-A/Gen1) ×2、 マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵(2W×2) |
マイク | アレイマイク内蔵 |
カメラ | 207万画素Webカメラ内蔵 |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
Bluetooth | Bluetooth® 5.2 |
バッテリー駆動時間 | 約9.6時間 |
バッテリー充電時間 | 約1.9時間 |
消費電力 | 最大約45W |
サイズ | 幅326.4mm×奥行き214.3mm×高さ18.7mm |
重量 | 約1.46kg |
保証期間 | 本体:購入日より12ヶ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヶ月間のASUSのあんしん保証 (日本国内保証・要登録) ※10 バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヶ月間の日本国内保証 |
NAGATOMEは知りませんでしたが、UFSはeMMCの後継として開発されたモバイル用フラッシュストレージになるそうです。
後継と言うことで、eMMCよりも高速な転送速度を実現しています。
続いて、ASUS Chromebook Plus CX34の外観について紹介します。
ディスプレイが14.0型と大きすぎず小さすぎずと、ノートPCとしては丁度いい大きさになっています。

ノングレアなので、目が疲れにくく、映り込みも少ないためディスプレイが見やすいです。


もともと軽いChrome OSに、CORE i3のCPUなので、アプリケーションの起動など動作は軽快です。

インターフェースも充実しており、学習やビジネスシーンで使うことの多いHDMIのポートがあるのもありがたいですね。


個人的にはUSB-Cのポートが対局に1つずつある事がありがたかったです。
理由は、同じ方向にポートがあるノートPCもありますが、設置場所によっては充電用のケーブルが届きづらいといったケースもあるためです。

キーボードはやや固めな印象を受けました。
また、ホームポジションの突起が小さく、慣れるのには時間がかかりそうです。
タッチパッドに関しては大きく、マウスが無くても十分操作できる快適さでした。

手軽に持ち運ぶ事を考えると、とてもありがたいです!

ASUS Chromebook Plus CX34の同梱品
ASUS Chromebook Plus CX34の同梱品の同梱品は以下の通です。
- ASUS Chromebook Plus CX34本体
- ACアダプター
- 製品マニュアル
- 製品保証書

ASUS Chromebook Plus CX34のレビュー
ASUS Chromebook Plus CX34のメリット
ハードウェアの性能が高いのでビジネスシーンでも使える
以前の記事でChromebookはハードウェアの性能が低いけどクラウドサービス利用前提なのでストレスなく使えると触れていました。
ASUS Chromebook Plus CX34はハードウェアの性能がビジネスシーンでも利用できるスペックです。

ですので、例えばインターネット環境が使えないような場合でもローカルにてサクサク作業ができます。

オフラインで編集して、オンライン時に同期なんてこともできます!
そもそもChrome OS自体が余計なサービスも動いておらず軽いので、これだけのスペックならまさに鬼に金棒と言ったところでしょう!
各種アプリケーションの起動も早く、普段よく使っているOffice365や高画質の動画視聴もかなりサクサク動作してくれました。

ビジネスシーンを例に書きましたが、学習で使用する分にもまず問題ないスペックでしょう。
コスパが良い
ASUS Chromebook Plus CX34はハードウェアの性能が向上した分、従来のChromebookよりは高額です。

とはいえ、これだけのスペックなら、10万円近く…かと思いきや10万円は切っています!
価格を抑えながらも高性能であり、サクサク動作するという点を考えると、コスパは良いと言えるでしょう。
かなり良い、と言っても過言ではないかもしれません。
バッテリーはそれなりに長持ち
バッテリーの持続時間は公称で約9.6時間となっており、10時間は超えないもののそれなりに長持ちです。
出先で使うにもある程度バッテリーを気にせず使えます。
実際に動画配信やドキュメントなど複数アプリを起動して1時間使ってみたところ、100%→90%と10%減少しました。


補足ですが、バッテリー100%時に残り時間が2時間となっていますが、これは起動してすぐの状態だったためだと思われます。
しばらくすると残り約7時間と表示される様になりました。

AI機能が搭載されている
Chromebook PlusにはAI機能が搭載されています。
今回は標準でインストールされているGeminiのアプリケーションと、画像から指定したオブジェクトを削除できる消しゴムマジックを使ってみました。
まず、Geminiのアプリケーションですが、文書作成をサポートしてくれたり、サンプルプログラムを教えてくれたりと、学習、ビジネスシーンで大いに活用できそうです。

オフラインで使えるか検証してみましたが、やっぱりインターネットは必要の様です。

続いて、消しゴムマジックで試しにフリー素材の写真から人を消してみたので、やり方も含めて紹介します。
まず、Google フォトから加工したい写真を選択します。
今回はこちらの写真を選びました。

理由は、人が被っている場合でも綺麗に消してくれるか気になったからです。

Google フォトに写真がない場合は事前にアップロードしてくださいね!
写真を開き、下部にあるメニューボタンから[編集]をクリックします。

[消しゴムマジック]をクリックします。

消したい範囲を囲んで[完了]をクリックします。

すると、今回はうまくいきませんでしたが、人物は綺麗に消えました!


卓球のラケットや背景の処理が上手くできませんでしたが、写真によっては綺麗に消えるんだと思います。
現在、他にもAIを使った機能がありますが、これら以外にも今後機能が追加されていくみたいなので期待は大きいですね!
セキュリティソフト不要
クロームブック全般、ウイルスバスターなどのウイルス対策ソフトをインストールする必要がありません。
組み込みのウイルス対策機能が実装されているため、市販のウイルス対策ソフトをインストールは不要です。

ウイルスソフトも最近はサブスク主流だからこれは助かる…!!!
また、アップデートも自動的に行われるため、セキュリティの通知が来たら再起動するだけです。
Windows OSの用にフューチャーアップデートだとしばらくの間待たなければいけませんが、クロームブックのアップデートはすぐに完了します。
そして再起動も早い!
ほかにもサンドボックス化、確認付きブート、セキュリティチップの搭載、パワーウォッシュといった特徴があるのでセキュリティは強固です。
特徴 | 内容 |
---|---|
サンドボックス化 | 各アプリケーションやブラウザのタブが個別の環境で動作します。そのため、仮に一致部のソフトウェアがマルウェアに感染しても、他のアプリケーションに影響を与えません。 |
確認付きブート | 起動時にシステムが改ざんされていないかチェックし、改ざんや破損が確認された場合は自己修復機能によりOSが新品同様の状態に復帰します。 |
セキュリティチップの搭載 | クロームブックは全機種セキュリティチップが搭載されており、データを暗号化して漏洩を防ぎます。もちろん、ASUS Chromebook CM30 Detachableもその通りです。 |
パワーウォッシュ | クリティカルな問題が発生しても、簡単な方法で工場出荷状態に戻せる機能です。 |
本体が安いだけでなく、ほぼユーザーが気にすることなく、かつ無償で強固なセキュリティが担保されているのです!
一方、業務で利用するシーンを考えたとき、IT管理者としてはEDRやEPPといったマルウェア対策ソフトを導入したいと思うのが一般的かと思います。
一方で、私自身もChromebookの導入実績はありませんし、メーカー側(というかGoogle?)もその点何を推奨しているのか知りたいところです。
ASUS Chromebook Plus CX34のデメリット
本体ストレージが128GBと少なめ
以前にも別の記事で書きましたが、Chromebook自体クラウドサービスの利用を前提にしている製品だと思っています。
なので、そこまでストレージの容量が大きくなくても、データはクラウドに上げたらいいでしょ!という理屈もわかります。
とは言え、仕事などで使っているとローカルでゴリゴリファイルを編集したかったり、クラウドで共有されているファイルは編集したくないということもあるでしょう。
128GBの容量だと、システム領域の消費もあり実際に使えるのは100GB未満です。

ローカルでファイルを触るのであれば比較的早く消費する容量だと思います。
また、クラウドストレージも無料の枠があるとは言え、一定の容量を超えると課金が必要になります。
それらの点を考えると、256GB程度のストレージ容量があってくれた方がNAGATOME的には精神的に安定します笑
この辺りも好みなので、128GBだからといって問題が起きることはありません。
しかし、ハードウェア仕様がパワフルなChromebook Plusであるからこそ、気持ちもう少し容量があればと思いました。
持ち運びには若干重め
重量は約1.46kgとなっていますが、個人的に1kgを超える端末は若干重いと思っています。
それでも、持ち運びができないことはないですし、オフィス内での利用を想定した重さなら全く問題ない範囲でしょう。
一方で、若干重いとは言え、高い性能を有しながらも価格は抑えていると思います。
例えば、レッツノートは非常に軽く性能も高いですが、中々手が出しにくい価格です。
そういった観点では、ASUS Chromebook Plus CX34は高性能でありながらも比較的軽量で、これは企業努力の賜物だと言う印象を受けます。
一部Chromebook固有のデメリット
以前の記事でChromebookには次のようなデメリットがあることに触れました。
・高い処理が要求されることは向いていない
・対応するアプリケーションが限られる
・周辺機器の利用が限定されるケースがある
・インターネット環境ほぼ必須
その点、ASUS Chromebook Plus CX34はハードウェアの性能が高いので、「高い処理が要求されることは向いていない」と「インターネット環境ほぼ必須」という点には当てはまらないと思います。
一方で、Chrome OSということで以下の点については当てはまります。
対応するアプリケーションが限られる
ベースがLinuxという事でWindowsやMacほど幅広いアプリケーションに対応していません。
Chrome OSのベースはAndroidと同様のものになっているため、基本的にAndroidスマホで使えるようなアプリケーションは起動できます。
ただし、OS側またはアプリケーション側に問題があり、スムーズに動作しないものもあります。
また、必ずしもAndriodアプリケーションを使えるとは限らないのでその点も注意が必要です。
周辺機器の利用が限定されるケースがある
クロームブックのベースとなるOS、LinuxでもUSB標準ドライバは利用可能なので、原則USBデバイスを接続することは可能です。

Bluetoothによる周辺機器接続も基本はできるよ!
ただし、デバイスドライバは周辺機器を接続してOS側から利用できるようにするところまでが役目です。
その上で、その機能を利用するソフトウェアがないと意味がありません。
例えば、光学ドライブ。
接続して光学ドライブに入れたディスクのファイルにアクセスすることはできるでしょうが、それを再生するためのソフトウェアがなければコンテンツを再生することができません。
といった部分もあるので、結局はアプリケーションが限られている、というところに帰着します。

ASUS Chromebook Plus CX34をおすすめする人
ASUS Chromebook Plus CX34はこんな人におすすめです!
✅元々Chromebookを使っていた人
✅コスパが良い&ストレス無くノートPCを使いたい人
✅仕事などで一定のパフォーマンスを要求する人
✅信頼のあるメーカーの製品が欲しい人
特に、Chromebookを使っているけど、もっとハードウェアの性能が欲しい!と言う人にASUS Chromebook Plus CX34を推したいです!

まとめ
本記事は「【ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402CBA) レビュー】学習やビジネスシーンにおすすめする高性能ノートPC」について書きました。
高性能でサクサク動作してくれるのに加え、実用性も高く、さらにAIの機能が使えるといった万能ノートPCです。
学習でもビジネスシーンで大いに役立ってくれる、そんなノートPCだと思います!
以上、NAGATOMEでした。
- ハードウェアの性能が高いのでビジネスシーンでも使える
- コスパが良い
- バッテリーもそれなりに長持ち
- AI機能が搭載されている
- セキュリティソフト不要
- 本体ストレージが128GBと少なめ
- 持ち運びには若干重め
- 一部Chromebookならではの弱み

本記事はASUS JAPAN株式会社様から商品を提供頂き、レビューしています。