Chromebookを買うなら、ASUSのタブレットPCをおすすめするNAGATOMEです!
タブレットPCとしての特性はもちろん、持ち運びも超便利です!
今回、『ASUS Chromebook CM30 Detachable』をASUS JAPAN株式会社様からご提供いただきました。
こちらはASUS Chromebook Detachable CM3の後継機となり、メモリやCPUといった物理リソースの強化や各種改良がなされています。
他にも、Wi-Fi6への対応やMIL-STD 810Hへの準拠、本体の改良など、旧モデルと比較して性能が向上した点や、一部イマイチな部分もありました。
それらのポイントについても触れながらレビューしていきたいと思います。
まずは、NAGATOMEが実際に使ってみて、こんな人におすすめできると思った点を紹介します。
✅基本的な用途でしかPCを使わない人
✅コスパが良くサクサク動作するPCが欲しい人
✅持ち運びが便利なPCが欲しい人
✅バッテリーを気にせず長時間使いたい人
✅信頼のあるメーカーの製品が欲しい人
それでは『ASUS Chromebook CM30 Detachable』について、レビューを書いていきたいと思います。
ただ、まずはChromebookを知らない人向けに、その特長について簡単に紹介します。
ご存知の方はすっ飛ばしていただいてOKです!
ほとんどの人がノートPCやタブレットPCの購入をWindowsやMacといったOSの搭載された製品を検討していると思います。
一方で、Chromebookはまだそれほど普及していないと思いますが、コストパフォーマンスの点ではWindowsやMacを凌駕します。
個人的な意見ですが、10万円未満のWindows PCを買うくらいならChromebookで十分だと思っています!
その理由はChromebookの特長にあります。
Chromebookはクラウドのサービスを利用する前提なので、少ない物理リソース(CPU、メモリなど)で動作する設計となっています。
それ故に、コストを抑えつつも、軽快に動作してくれます。
こちらに挙げるような用途であれば、今回ご紹介する『ASUS Chromebook CM30 Detachable』でもストレスなく動作してくれます。
・ドキュメント作成(条件はありますが、ワードやエクセルも可)
・ネットサーフィン
・動画配信サービスでの視聴
・プログラミング学習
など
Chromebookの特長については以下の記事で詳細にまとめているので、気になった人は是非チェックしてみてください。
それでは、「【ASUS Chromebook CM30 Detachableレビュー】10万円未満のPC買うならおすすめの10.5インチタブレットPC」について書いていきます!
- 軽快な動作
- バッテリー駆動時間は約12時間
- 1kg未満の軽量で持ち運びが楽
- MIL規格準拠で堅牢性が高い
- タッチペンの改良が素晴らしい
- セキュリティソフト不要
- やや画面の枠が大きい
- USBポートが少ない
- ラップトップタイプより高額
- Chromebook固有のデメリット
ASUS Chromebook CM30 Detachableの諸元・外観
まず、ASUS Chromebook CM30 Detachableの諸元は以下の通りとなっています。
項目 | ASUS Chromebook CM30 Detachable (CM3001DM2A) |
---|---|
OS | Chrome OS |
CPU | MediaTek Kompanio 520/2.05GHz |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ | 10.5型ワイドTFTカラー液晶 (グレア) |
解像度 | 1,920×1,200ドット (60Hz) |
タッチパネル | 搭載 |
記憶装置 | eMMC/128GB |
インターフェース | USB3.2 (Type-C/Gen1)/マイクロホン、ヘッドホン・コンボジャック×1 |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵(1W×2) |
マイク | マイク内蔵 |
カメラ | インカメラ 503万画素Webカメラ内蔵/ アウトカメラ 503万画素Webカメラ内蔵 (オートフォーカス対応) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
Bluetooth | Bluetooth® 5.2 |
バッテリー駆動時間 | 約12時間(キーボード装着時) |
バッテリー充電時間 | 約2.5時間(キーボード装着時) |
消費電力 | 最大約45W |
サイズ | 幅267.76mm×奥行き182.85mm×高さ19.6mm(本体+デタッチャブルキーボード+スタンドカバー) |
重量 | 約988g(本体+デタッチャブルキーボード+スタンドカバー) |
保証期間 | 本体:購入日より12ヶ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヶ月間のASUSのあんしん保証 (日本国内保証・要登録)※破損原因を問わない無料の日本国内保証で、利用には製品購入後30日以内にMyASUSで製品登録の実施が必要 バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヶ月間の日本国内保証 |
続いて、ASUS Chromebook CM30 Detachableの外観について紹介します。
画像では分かりにくいですが、10.5インチとサイズは非常にコンパクトです。
旧モデルはキーボード装着時に以下の様になるため、叩くとたわんで打ちにくいという声が多くありました。
ASUS Chromebook CM30 Detachableではキーボードがフラットに接地するため、その点も改善されています。
キーボード自体は小さく、キーピッチもやや狭めですが、手の大きいNAGATOMEでも慣れたら苦ではありません。
旧モデルと比較し、各キーやタッチパッドの打鍵感がしっかりしている印象で、ハマる人にはハマると思います。
フレックスアングルスタンドカバー(背面カバー)とキーボード底面は、旧モデルのファブリック系の素材から、化学繊維の様な素材になっています。
これにより、飲み物などをこぼした時も汚れがシミが付きにくそうです。
お借りしているものなので実際には汚せません…!!
本体はキーボード、フレックスアングルスタンドカバー、タブレットで構成されています。
それぞれ磁石でワンタッチで脱着できます。
切り離すとこの通り。
本体上部にはタッチペンがあります。
詳しくは後ほどですが、タッチペンは改良されていて非常に良かったです!
フレックスアングルスタンドカバーは170°まで調整できるので、利用シーンにあわせて好みの角度に調整可能です。
大きく開けばタッチペンを使うのに最適な角度になります!
また、個人的には大きく開いてひざ上で使うのも便利ですね!
本体に向かって左側には電源ボタン、音量ボタン、USB Type-C端子と3.5mmオーディオジャック、スピーカーがあります。
本体右側にはスピーカーのみです。
旧モデルと異なり、各種ボタンなどがタブレット左側に集約されています。
インカメラ、アウトカメラは写真や動画の撮影、WEB会議等に利用できます。
こちらも旧モデルから画素数が以下の通り変化しています。
インカメラ:192万画素→503万画素
アウトカメラ:800万画素→503万画素
インカメラは画素数が大幅に上がっており、WEB会議等の利用で重宝しますね!
一方でアウトカメラは旧モデルより画素数が下がっています。
ただ、アウトカメラを使うシーンはほとんどないので、この点は気にしなくても良いと思います。
ASUS Chromebook CM30 Detachableの同梱品
ASUS Chromebook CM30 Detachableの同梱品は以下の通です。
- ASUS Chromebook CM30 Detachable本体
- ACアダプター
- 製品マニュアル
- 製品保証書
- タッチペン(ASUS USI Pen)
- デタッチャブルキーボード
- フレックスアングルスタンドカバー
ASUS Chromebook CM30 Detachableのレビュー
ASUS Chromebook CM30 Detachableのメリット
軽快な動作
まず、SoCは旧モデルと比較してMediaTek Kompanio 500→520となっており、Wi-Fi6のサポートや各種パフォーマンスが向上しています。
・シングルコア CPU パフォーマンスを 100% 以上向上
・マルチコア CPU パフォーマンスを 60% 以上向上
・20% 以上のパフォーマンス強化で GPU をアップグレード
・ストレージパフォーマンスを 100% 向上*前世代モデル Kompanio 500 シリーズとの比較
引用元:https://www.mediatek.jp/products/chromebooks/mediatek-kompanio-520
メモリも8GBと物理リソースが強化されており、アプリケーションの利用や動画の視聴などストレスなく行えます。
7.72GBとなっているのは、システム領域で使用しているためだと思います。
バッテリー駆動時間は約12時間
ASUS Chromebook CM30 Detachableはキーボード装着時で公称約12時間とタフな仕様になっています。
実際に2時間ほどドキュメント作成、動画配信サービスでの動画視聴に使ったところ、バッテリーは100%から82%に減少しました。
このまま使い続ければ、公称値よりもやや低いですが、11.1時間はバッテリーが持つ計算になります。
11時間も持てば出先に持って行く分には十分な容量です。
ちなみにドキュメント作成だけだと、バッテリーが中々減らなかったです!
また、クロームブック(クロームOS)自体の特性として、Windows OSの様に余計なサービスや常駐アプリが動作していません。
これらがバッテリーの無駄な消費を抑える理由の一つでもあると思います。
1kg未満の軽量で持ち運びが楽
ASUS Chromebook CM30 Detachableはタブレット本体のみで約609g、フレックスアングルスタンドカバーとキーボード装着時でも約988gと1kgを切ります。
持ち運びを考えると1kgを超えるか超えないかがポイントです!
また、10.5インチとサイズもコンパクトで、リュックやカバンに難なく入れて持ち運ぶことができます。
MIL規格準拠で堅牢性が高い
ASUS Chromebook CM30 Detachableの筐体はアルミニウム合金で、MIL-STD 810Hに準拠しており堅牢性が高いです。
ちょっと落としたくらいで直ぐに使えなくなるという事はないので、どんどん持って出ても心配は無さそうです。
一方でNAGATOMEの愛用している旧モデルのASUS Chromebook Detachable CM3は落下させてしまいこの通りイヤホンジャック周りのフレームが歪んでしまいました。
イヤホンジャックがある部分なので強度的には弱い箇所ですが、アルミニウム合金ボディの新モデルは、より強い事を期待しています!
新モデルは旧モデルのように本体の角にボタンやジャック類がないので、その点でもこの様に破損はしないと思います!
タッチペンの改良が素晴らしい
ASUS Chromebook CM30 Detachableには旧モデル同様、本体にタッチペンが格納されています。
これを使って文字を書いたり、簡単なペイントツールを使ったりすることができます。
こちらのタッチペンですが、旧モデルは取り出すのがめちゃくちゃ固かったです。
ASUS Chromebook CM30 Detachableはその点が非常に改善されています。
画像の通りペンをカチッとペンを押し込むと出てくる機構になっており、力任せに引き抜いていた旧モデルから大きく改良されていました。
ちゃんとユーザーの声を反映しているところ、流石ですね!
また、こちらのASUS USI Penは4,096段階の筆圧検知に対応しています。
これにより微妙な力加減の変化もしっかりとキャッチ、反映してくれます。
鉛筆やペンで書いている感覚に近いです!
さらに、急速充電に対応しており本体に15秒格納し充電することで、約45分の使用が可能です。
セキュリティソフト不要
クロームブック全般、ウイルスバスターなどのウイルス対策ソフトをインストールする必要がありません。
組み込みのウイルス対策機能が実装されているため、市販のウイルス対策ソフトをインストールは不要です。
ウイルスソフトも最近はサブスク主流だからこれは助かる…!!!
また、アップデートも自動的に行われるため、セキュリティの通知が来たら再起動するだけです。
Windows OSの用にフューチャーアップデートだとしばらくの間待たなければいけませんが、クロームブックのアップデートはすぐに完了します。
そして再起動も早い!
ほかにもサンドボックス化、確認付きブート、セキュリティチップの搭載、パワーウォッシュといった特徴があるのでセキュリティは強固です。
特徴 | 内容 |
---|---|
サンドボックス化 | 各アプリケーションやブラウザのタブが個別の環境で動作します。そのため、仮に一致部のソフトウェアがマルウェアに感染しても、他のアプリケーションに影響を与えません。 |
確認付きブート | 起動時にシステムが改ざんされていないかチェックし、改ざんや破損が確認された場合は自己修復機能によりOSが新品同様の状態に復帰します。 |
セキュリティチップの搭載 | クロームブックは全機種セキュリティチップが搭載されており、データを暗号化して漏洩を防ぎます。もちろん、ASUS Chromebook CM30 Detachableもその通りです。 |
パワーウォッシュ | クリティカルな問題が発生しても、簡単な方法で工場出荷状態に戻せる機能です。 |
本体が安いだけでなく、ほぼユーザーが気にすることなく、かつ無償で強固なセキュリティが担保されているのです!
ASUS Chromebook CM30 Detachableのデメリット
やや画面の枠が大きい
MIL規格に準拠し、堅牢性が高くなったためか旧モデルと比較しても画面の枠(黒い部分)が太くなった気がします。
これにより、使用していてやや窮屈さを感じました。
本当に若干の違いなのですが、NAGATOMEは気になりました。
USBポートが少ない
ASUS Chromebook CM30 DetachableのUSBポートは旧モデルから変わらずUSB-Cポート1つのみ。
こちらのポートはデータ転送と映像出力、本機への給電をサポートしています。
マルチモニターにしたり、その他USBデバイスを接続したいのであればUSB-HUBを別途購入することをおすすめします。
ラップトップタイプよりやや高額
タブレットタイプのクロームブックは、ノートPCタイプのクロームブックよりやや高価になりがちです。
クロームブックの魅力は「安い」という点。
しかし、ASUS Chromebook CM30 Detachableはクロームブックにしては定価約7万円とちょっと高い印象です。
クロームブックなのに高価になってくると、もう少しお金をだして他のタブレットを購入しようかな〜なんて選択肢が増えてきます。
とはいえ、10万円未満のWindowsPC(低スペックCPU、メモリ4GB、SSD)を買うくらいなら断然ASUS Chromebook CM30 Detachableの方がマシだと思っています。
よって、こちらの定価でもお手頃だと考えます。
Chromebook固有のデメリット
高い処理が要求されることは向いていない
動画編集など大きいデータを扱い、PC自体に高い負荷がかかるような処理は向いていません。
ASUS Chromebook CM30 Detachableは物理リソースが改善されているとは言え、ゴリゴリ動画編集をしていきたいと検討されているのであれば、処理能力の高いハイエンドPCを購入することをおすすめします。
対応するアプリケーションが限られる
ベースがLinuxという事でWindowsやMacほど幅広いアプリケーションに対応していません。
Chrome OSのベースはAndroidと同様のものになっているため、基本的にAndroidスマホで使えるようなアプリケーションは起動できます。
ただし、OS側またはアプリケーション側に問題があり、スムーズに動作しないものもあります。
また、必ずしもAndriodアプリケーションを使えるとは限らないのでその点も注意が必要です。
周辺機器の利用が限定されるケースがある
クロームブックのベースとなるOS、LinuxでもUSB標準ドライバは利用可能なので、原則USBデバイスを接続することは可能です。
Bluetoothによる周辺機器接続も基本はできるよ!
ただし、デバイスドライバは周辺機器を接続してOS側から利用できるようにするところまでが役目です。
その上で、その機能を利用するソフトウェアがないと意味がありません。
例えば、光学ドライブ。
接続して光学ドライブに入れたディスクのファイルにアクセスすることはできるでしょうが、それを再生するためのソフトウェアがなければコンテンツを再生することができません。
といった部分もあるので、結局はアプリケーションが限られている、というところに帰着します。
インターネット環境ほぼ必須
こちらもASUS Chromebook CM30 Detachableに限らずクロームブック全般に言えることです。
限られたCPU、メモリといった物理リソースで快適に動作させるにはクラウド上のアプリケーションを使わざるを得ません。
例えばYoutubeやAmazon Primeの動画配信等は基本的な処理はサーバ側で行うため、クロームブック側はその通信を受け取って画面表示するだけとなります。
余計なサービスも動いてないし、クラウドを活用することでクロームブック自体のリソースをなるべく使わないようにしているよ!
もちろん、ローカルで動作するアプリケーションも扱うことはできますが、「快適な動作」という部分では大きな期待はしない方が良いでしょう。
とは言え、このご時世大体のことがクラウド上でできます。
動画編集や処理の重たいプログラム(機械学習とか)を実行しないのであれば全く問題ないと思っています。
ASUS Chromebook CM30 Detachableをおすすめする人
ASUS Chromebook CM30 Detachableはこんな人におすすめです!
✅基本的な用途でしかPCを使わない人
✅コスパが良くサクサク動作するPCが欲しい人
✅持ち運びが便利なPCが欲しい人
✅バッテリーを気にせず長時間使いたい人
✅信頼のあるメーカーの製品が欲しい人
基本的な用途とは、具体的にブラウジングやドキュメント作成、動画配信サービスの視聴や簡単なゲームアプリの利用を指しています。
これらの用途でPCを検討している人には非常におすすめです!
また、コンパクト軽量かつ、バッテリーも長時間持つので外出先に持ち運ぶのにも適しています。
一点、出先で利用する場合、インターネット環境をどう用意するかを考える必要があります。
今どきはahamoやpovoといったサービスもあるので、スマホとテザリングしたり、安いポケットWi-fFiを契約するのもいいと思います。
ASUS Chromebook CM30 Detachableまとめ
本記事は「【ASUS Chromebook CM30 Detachableレビュー】10万円未満のPC買うならおすすめの10.5インチタブレットPC」について書きました。
10万円未満でノートPC、タブレットPCの購入を検討している方は、Chromebookの『ASUS Chromebook CM30 Detachable』も候補に入れることをおすすめします。
必要の無い性能に、必要以上のお金を費やすのはもったいないので、しっかりと用途を検討した上でPCを購入するようにしましょう!
その上で、改めてASUS Chromebook CM30 Detachableは費用に見合う以上の、コスパ最強の一台だと思います。
以上、NAGATOMEでした。
- 軽快な動作
- バッテリー駆動時間は約12時間
- 609gの超軽量(タブレットのみ)
- タッチペンの改良が素晴らしい
- セキュリティソフト不要
- やや画面の枠が大きい
- USBポートが少ない
- ラップトップタイプより高額
- Chromebook固有のデメリット
本記事はASUS JAPAN株式会社様から商品を提供頂き、レビューしています。