有線接続したいけどルーターのポートが足りない場合、スイッチングハブをおすすめするNAGATOMEです。
恐らく大体の一般家庭の構成は
- ONU→無線ルーター
- ホームゲートウェイ(ONU一体型ルーター)
- ホームゲートウェイ(ONU一体型ルーター)→無線ルーター
だと(勝手に)思っています。
ただ、ホームゲートウェイ、あるいは無線ルーターのポート数が足りない、またはホームゲートウェイや無線ルーターから離れた場所で複数のポートを使いたい場合困りますよね。
そんなときにスイッチングハブの出番です!

スイッチングハブがあればポートが不足している問題を解消してくれます。
今回ご紹介するバッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKは安価でありながら、5ポート増設できます。


1ポートはホームゲートウェイ、または無線ルーターと接続する必要があるので実質4ポート増設です!
また、すべてのポートがGigabitイーサネット(1000BASE-T)に対応しているため、1Gbpsの高速通信が可能です。
もちろん、スイッチングハブを介している場合でもオンラインゲームも快適にプレイすることができます。
コンパクトで置き場所にも困らず、ファンレスで音もしません。
それでは、「【バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBK】ゲームも快適にできる安価な5ポートスイッチングハブ 設定不要で簡単に設置可能!」について書いていきます。

- 安価で手に入る
- 全ポートGigabitイーサネット対応
- コンパクトな設計
- ファンレスで無音
- 電源や通信状況をLEDランプで確認できる
- 設定不要で簡単設置
- 自動電力調整機能で節電
- PoEに対応していない
- ポート数は少なめ
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKの諸元・外観
まず、バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKの諸元は以下の通りです。
製品名 | バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBK |
---|---|
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 121×26×75mm ※本体のみ(突起部除く) |
重量 | 約230g |
ポート数 | 5ポート |
スイッチング容量 | 10Gbps |
スループット | 1,488,095pps(1000BASE-T)、148,810pps(100BASE-TX)、 14,881pps(10BASE-T) |
準拠規格 | IEEE802.3ab (1000BASE-T)、IEEE802.3u (100BASE-TX)、 IEEE802.3 (10BASE-T)、IEEE802.3az (EEE)、 IEEE802.3x (Flow Control) |
伝送速度(規格値) | 1000Mbps (1000BASE-T)、100Mbps (100BASE-TX)、 10Mbps (10BASE-T) |
データ転送方式 | ストア&フォワード |
Auto-Negotiation機能 | Auto-Negotiation (10/100/1000,Full/Half-Duplex)機能あり |
Auto-MDI/MDIX機能 | Auto-MDI/MDIX機能あり |
バッファー容量 | 128KB |
伝送路符号化方式 | 8B1Q4/4D-PAM5(1000BASE-T)、4B5B/MLT-3 (100BASE-TX)、 Manchester-coding (10BASE-T) |
アクセス方式 | CSMA/CD |
アドレステーブル | MACアドレスエントリー数 約2,000(セルフラーニング) |
適合ケーブル | カテゴリー3以上 2対または4対UTPケーブル(10BASE-T) カテゴリー5以上 2対または4対UTPケーブル(100BASE-TX) カテゴリー5e以上 4対UTPケーブル(1000BASE-T) |
端子形状 | RJ-45型 8極(シールドタイプ) |
伝送距離 | 100m(MAX) |
電源電圧 | 100V 50/60Hz |
消費電力 | 3.3W(MAX) |
動作環境 | 温度0~40℃ 湿度10~85%(結露なし) |
規格 | VCCI Class B |
保証期間 | 1年間 |
もちろんゲームも問題なくできますが、企業やマンション向けのネットワークを構成するための製品という印象も受けます。
ただ、一般家庭用で使用する分でも伝送速度やスループット、スイッチング容量も十分です。

昨今の機器には当たり前ですが、Auto-Negotiation機能やAuto-MDI/MDIX機能が備わっているのも良いですね!

余程ローカルエリアで大きいデータを複数端末で扱わない限り問題ないスペックだと思います。
上記の根拠と、少しNAGATOMEの備忘的にもスループットとスイッチング容量に触れておきます(ここはすっ飛ばして頂いてもOK!)。
本製品は1ポートあたり1000Mbpsの5ポートスイッチングハブで、スイッチング容量は10Gbpsです。
最大の転送量を計算すると、全二重通信であることを加味して以下の通りになります。
1000Mbps(伝送速度)×5(ポート数)×2(全二重通信)=10000Mbps=10Gbps
なので100%の転送を保証することができますね!
また、1ポートで1秒間に処理できるパケット数(スループット / スイッチング処理能力)については以下の通りになります。
この際、ショートパケット(イーサネットで最も負荷のかかる64byteのフレーム(色々ついて672bitになる))で計算しています。
1000Mbps(伝送速度) / 672bit(プリアンプル+SFD+64byte+IFG) ≒ 1488095pps(≒1.488Mpps→ギガビットポートの理論上のスループット)
つまり、1ポートあたり64byteのフレーム(パケット)を1秒間に1488095個転送することができます。
ただ、カタログにはスイッチングハブ全体としてのスループットが記載されていないように見受けられます。
全体で1.488Mpps × 5(ポート) = 7.44Mppsのスループットがなければ、最大限スイッチングハブの能力を使った際に、内部回路で速度低下が発生すると考えられます。

恐らくですが、ギガビットイーサの仕様上これ以上の性能は必要無いこともあり、この手の一般的なスイッチングハブのスループットは7.44Mpps(7.5Mpps)を満たしているものだと考えます。
とは言え、一般家庭内やゲームの用途で、余程大きいデータ通信を行わない限り本製品の能力を使い切ることは無いと思います!
続いて、バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKの外観について紹介します。
前面、背面、側面は以下の通りです。



正面にはLEDのインジケータランプ、背面はポートが5つと電源ポートがあります。
金属筐体でプラスチック筐体のものより見た目は○。
放熱効果の高い金属筐体に加え、側面は肉抜きされており、更に放熱性を高めている様に見受けられます。
サイズ感もコンパクトでなんと手のひらサイズ!


NAGATOMEの手が大きいってのもありますが(笑)
安価ではありますが、安っぽさはあまり感じさせない作りになっています。

バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKの同梱品
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKの同梱品は以下の通りです。
- バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBK本体
- 取扱説明書
- 保証書
- ACアダプター
- ゴム足
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKのレビュー
安価で手に入る
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKは2,000円程度と安価です。
少しだけポートを増やしたい、といった場合でも求めやすい価格なので、購入ハードルが低いです。
全ポートGigabitイーサネット対応
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKは、すべてのポートがGigabitイーサネット(1000BASE-T)に対応しています。

Gigabitイーサネットに対応している=1Gbpsの高速通信が可能です。
1000BASE-Tにも少し触れておくと、これはイーサネットの規格になります。

イーサネットはざっくり言うなら有線LANの規格だよ!
1000BASE-Tはギガビットイーサネットと呼ばれ、最大1Gbpsの通信が可能です。
LANケーブルの記事でも紹介していますが、インターネットでオンラインゲームなどをする場合でも1Gbpsあれば基本十分です。

光回線事業者との契約内容によりますが、余程特殊な契約や事業者を利用していない限り基本インターネットの通信速度も最大1Gbpsのケースが多いかと。
通信速度やLANケーブルの選び方については以下の記事でより詳細に触れているので、気になる方はチェックしてみてください。
コンパクトな設計
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKの寸法は121×26×75mm(幅×高さ×奥行、本体のみ)と非常にコンパクト。

平置き、壁掛けどちらでもOKで設置場所にはあまり困りません(ACアダプターがいるのでコンセント付近にはなってしまいますが)。
LANポートに加えて、電源ポートも背面に集約されているので、ケーブル類を1方向にまとめることができ見た目もスッキリします。

補足ですが、壁掛けはマグネットではなく本体底面にある壁面設置用ネジ穴を用いて設置する様になります。
また、設置場所の温度が本製品の仕様の範囲内で収まる場所に設置をしましょう。
ファンレスで無音
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKはファンレスとなっており、ほぼ無音です。

というか、もはや無音です。
NAGATOMEは寝室に置いていますが、音は全くしないので、気にすることなく寝ることができます。
余談ですが、一つ寝室に置くデメリットとしては、置き場所を考えないとLEDインジケータが光って気になると言えば気になります(笑)

とは言え、このタイプのモデルであれば最近はファンレスが主流なので、特段特別な機構であるかと言われるとそうではありませんが…
金属筐体によって内部の熱を効率よく逃がせるという点では、安定動作や故障リスクを下げるのに一躍買っているのかもしれません。
同等の製品で、プラスチック筐体の製品もありますしね(それでも問題なく動作はしましたが)。
電源や通信状況をLEDランプで確認できる
こちらの機能についても、類似する製品に実装されているような機能になりますが、LEDのインジケータランプで電源、通信の状態がわかります。

単純にLEDが点滅していれば疎通できている状態で、消灯していれば通信できていない状態です。
反対に、単純だからこそわかりやすいという利点とも言えます。
設定不要で簡単設置
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKを設置するにあたり、特に設定は必要ありません。
単にルーターとLANで接続すれば使えるようになります。
また、本製品はWeb UIなど管理画面から何か設定値を変更できるなどの機能はございません。

まあ本当にスイッチングハブとしてポートを増やす、ということが簡単にできます。
尚、ブリッジ接続やカスケード接続ができるかどうかは本記事では検証しておりません。
自動電力調整機能で節電
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKには自動電力調節機能が備わっています。
その機能で、ポートの使用状態やデータの転送状況、LANケーブルの長さまでを自動的に判断し、電源OFF状態のPCが接続されているポートや未使用ポートの機能を制限することで、消費電力を下げることが可能です。
PoEに対応していない
PoEとはPower over Ethernetの略で、要はLANケーブルから電源を供給する仕組みのことです。
PoEがあれば、電源が取れないような場所でもLANケーブルを介して電源を供給することで設置することができます。
ただ、スイッチングハブがPoEに対応していたとしても、接続元(一般家庭ではルーター)がPoEに対応していなければ意味はないんですが(笑)
ポート数は少なめ
先述した通り、5ポート中1ポートはルーター等と接続しなければならないので実質増設できるのは4ポートになります。
4ポート増設となると、言わずもがな4つの機器と接続できるようになります。
…が、言っても4つ。
NAGATOME個人的には一般家庭において全然問題ないでしょ!と思いますが、色々な機器を有線で接続したいと思っている方にはやや足りないかもしれませんね。

その場合、価格は上がりますが、よりポート数の多いスイッチングハブもあるので、そちらを検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、バッファローなら同等の製品で以下のラインナップがあります。
- 8ポートで同等の製品

バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKをおすすめする人
少数でいいので安価でポートを増設したい方におすすめします!
NAGATOMEの場合は無線ルーターに本製品を接続し、PC、PS5、Xbox Series Sと接続するようにしています。
また、ACアダプターによる電源供給が必要なので、コンセント付近にはなりますがコンパクトなので置き場所の自由度は高いです。
配線も背面にまとめられるので、見た目も綺麗に設置することが可能です。
1Gbpsという通信速度で快適にLANやインターネット環境が使えるのも良いですね!

バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKまとめ
本記事は「【バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBK】ゲームも快適にできる安価な5ポートスイッチングハブ 設定不要で簡単に設置可能!」について書きました。
バッファロー スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKは安価ですが、伝送速度やスループットなど快適に使用できる数値を満たしています。

ちょっとポートを増やしたい!という場合に最適な製品です!
金属筐体なので見た目もよく、PCやゲーム機など他デバイスとも馴染みます。
本ブログの性質上ゲームに関連させながら記事を書きましたが、例えばPCとプリンタをLANで接続する場合にも使えますので、用途については色々と検討してみてください!
以上、NAGATOMEでした!
- 安価で手に入る
- 全ポートGigabitイーサネット対応
- コンパクトな設計
- ファンレスで無音
- 電源や通信状況をLEDランプで確認できる
- 設定不要で簡単設置
- 自動電力調整機能で節電
- PoEに対応していない
- ポート数は少なめ

スイッチングハブで手軽にポートを増やしましょう!